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食っちゃ寝て書いて

小野寺史宜(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2020/05/29
JAN 9784041092057

食っちゃ寝て書いて

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商品レビュー

3.8

44件のお客様レビュー

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2023/11/07

品も映画化されたこともある50歳の小説家。今は原稿をボツにされるほどなかなかパッとしない状態。新しく担当になった20歳も年下の編集者と二人三脚で新作に挑む。月ごとに視点を変えての1年間を描いています。派手な感じはないけれど小野寺さんらしい前に一歩を踏み出すエールを感じる作品です。...

品も映画化されたこともある50歳の小説家。今は原稿をボツにされるほどなかなかパッとしない状態。新しく担当になった20歳も年下の編集者と二人三脚で新作に挑む。月ごとに視点を変えての1年間を描いています。派手な感じはないけれど小野寺さんらしい前に一歩を踏み出すエールを感じる作品です。小野寺先生自身を投影しているのかな?と思い楽しかったです。

Posted by ブクログ

2023/10/19

ある程度、本を読む方にオススメする作品だと思います。 本が出来上がるまでのことを知る良い機会となりました。今後、本を読む時に今までと違った角度からの見方もできそうです。 それから、著者の方をはじめ、本が出来上がるまでに携わった方々に敬意を表したいと強く感じました。 これを機に、で...

ある程度、本を読む方にオススメする作品だと思います。 本が出来上がるまでのことを知る良い機会となりました。今後、本を読む時に今までと違った角度からの見方もできそうです。 それから、著者の方をはじめ、本が出来上がるまでに携わった方々に敬意を表したいと強く感じました。 これを機に、できる限り感想を残しておこうと思いました。 これで小野寺さんの作品は4作目です。 他の作品に比べて、主人公の横尾さんが自分とはかけ離れていたため、物語に入り込むのに少し時間がかかりました。八月の井草菜種に、読者は共感できる登場人物を探したがるとありました。まさにこのことだと思います。 本のあとがきは文庫本にはあるかもしれませんが、著者や担当者の作品への思いなど、あまり知ることができないので、もっと知ることができれば良いと個人的には思います。 鶏蘭が出てきたのは興奮しました! 印象に残った言葉 ◆六月の井草菜種 こういうのを知ってる人と知らない人では、たぶん、ものの感じ方がちがうよね ◆九月の横尾成吾 今回もおれが右往左往したことは誰も知らない。そういうことなのだ。一人で生きるというのは。

Posted by ブクログ

2023/10/01

編集者が主人公である小説作品の一つとして、ネットで本作を知りました。 「売れない作家」と「ヒット作を出したことがない編集者」が作品を作り上げてゆくのですが、二人とも周囲をあっと驚かせるような才能があるわけでもなく、どうにもうだつが上がらないような印象を与えます。 「応援したいと...

編集者が主人公である小説作品の一つとして、ネットで本作を知りました。 「売れない作家」と「ヒット作を出したことがない編集者」が作品を作り上げてゆくのですが、二人とも周囲をあっと驚かせるような才能があるわけでもなく、どうにもうだつが上がらないような印象を与えます。 「応援したいとは思うけど、たぶんダメなんだろうな…、うまくいってほしいな…」とこの二人から目が離せなくなってゆくあたり、著者の本領が発揮されています。 作家の横尾、編集者の菜種のどちらも自己肯定感(あるいは自己評価)は低く、過度な上昇志向もありません。それでも彼らの生き方は清々しく潔いですし、(彼らにはそのつもりはないかもしれませんが)仕事への誇りも感じさせてくれるから不思議です。 世の中で働くすべての人にお勧めできる一冊です。 個人的には、「自分の仕事が(同僚から、社会から)どのように評価されているのか」という不安に駆られたときに読むと、少し慰められるかな、とも思います。 菜種の登場シーンにある、 「やまない雨はない。もののたとえとしてよく使われる言葉だ。いつか問題は解決しますよ。そのときに向けてがんばりましょうよ。そんなような意味でつかわれるのが一般的だろう。僕自身は、やまない雨はあると思っている。いつかやまない雨が降り、そのまま地球は終わるのだろうと。今すぐどうということではない。何百年何千年先だって大丈夫。でもいつかやまない雨は降る。必ず終わりは来る。▼人は晴れを基本だと思っている。だから、やまない雨はないとの発想に至ってしまう。実は雨こそが基本なのかもしれない。雨が降っている状態こそが基本なのだ。そうとらえれば、こう思える。つまり、降らない雨もないのだと。」 というセリフは、社会の中で苦しい思いをしながら生きている人々にむけた、著者からのエールなのかもしれません。 エンタメ小説としても、お仕事小説としても楽しめる作品ですし、なにより著者が作品を書く苦悩と、編集者が作者に対して抱える葛藤が丁寧に描かれている作品でした。

Posted by ブクログ

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