人間が魔力を持つようになった現代。 小さな探偵事務所を引き継いだばかりのカタリーナの元に、ある”超一流”の能力を持つ少年を助けてほしいという依頼が舞い込む。 その事件をきっかけに、少年の姉ルナから数日前に母親と妹を火事で亡くした話を聞いたカタリーナは、不審な点に気づき、彼女たち一族を助けることを決める。 だが、調査をしている最中に突然命を狙われ、窮地に陥った彼女たちを救ったのは、世界的人気を誇るセレブ、アレッサンドロだった。 大変おもしろかったです。 休み１日つぶして、読み終わるまで止まらなかったくらい。ずっしり555ページ、久しぶりに夢中になって読みました。 まさか少年の自殺を止める話から世界の危機を救う壮大な話になるなんて思わないよね（笑） しかもこれまだシリーズ１作目でしょ？　クライマックスじゃないってことはこれ以上の難事件がこれからも起こるってこと？　今作の時点でかなり色々やってしまってますけれども…？　おもしろいので続きも楽しみ。 お相手のアレッサンドロはおもしろい男だなぁと。 ロマンス小説に出てきそうなキラキラの王子様と見せかけて、裏の顔は”超一流”の殺し屋ですよ（笑）　しかもプロ中のプロ。そのへんは何か理由がありそうだけども、今作では明かされませんでした。 恋愛に関しては百戦錬磨っぽいのに、カタリーナの扱いは少し難しいのかなぁという印象。残念ながら、理由を説明せずに「手を引け」であっさり引き下がるヒロインは、カタリーナに限らず見たことがないですよ（笑） カタリーナ目線で見ると、彼女の方が振り回されてるような感じがするんだけれども。 一方、主人公のカタリーナの方は、一族の長として冷静に振る舞っているように見えて、中身は情に脆く、アレッサンドロのことが好きでたまらないというギャップ（笑） アレッサンドロがからかってるのか本気なのか分からないのもあるけど、異様に頑ななのでそこにイラっとくると好き嫌いが分かれそうなヒロインではあります。私はツンデレだと思ってます。 最後に押しつけられた条件は、そんな大きな問題ではないかなと私は思ってるんだけども、カタリーナにとっては結構な重荷かもしれないなぁ…。一族の長になったのも結構しんどそうなので。 本当は前作から読みたかったんだけれども、紙の本がもう手に入らない感じだったので、こちらから読みました。でも前作を読んでなくても楽しめたので、このまま続きも読んでいこうと思います。

姉の後を継いで探偵事務所を切り盛りしているカタリーナは、火事に巻き込まれた少年の自殺を止めて欲しいという依頼を受ける。現場には姉の結婚式で知り合った女性、ルナがいて。〈Hidden Legacy〉シリーズ第2部始動！→ カタリーナが……最高にいい！！ネバダ編から3年経ち、大人になっているんだけどまだ少し不安定で。でも、自分の能力を使いこなせるようになっているところはめちゃくちゃカッコいいし、迷い悩み傷つくところは抱きしめてあげたくなる。そりゃアレッサンドロもアレだよな！（笑）→ カタリーナの能力の関係だからか、アレッサンドロがグイグイこないのもいい。全体に漂う少女小説感……でも仕事ではちゃんと矜持を持っていて読み応えがある。 そして、表紙がいいんだよー！！パーパーコリンズジャパンさん！この表紙最高です！ 引き続き次巻、読みます！

待ちに待った‘Hidden Legacy’シリーズの新章・第一巻。 このシリーズ、ロマンスのカテゴリにあるけどファンタジーとしてもすごく面白いんだよね。 今度は次女のカタリーナが主役。 カタリーナの能力は特殊で、攻撃的ではないんだけど、前作までの主人公で長女のネバダから引き継いだ探偵事務所と一族を守るために必死に頑張ってる。 ヒーローのアレッサンドロも格好良いな〜！ 前作までのヒーローのローガンが大好きなんだけど、今回も良いわ。 今回も良いとこで終わってる…！ 三部作なのかな？？ 前三部作は三巻目が出る直前にたまたま読み始めたからストレスなく全部読みきれたのに、今回はまた待つことになるのね〜(´･ω･｀) 早く続きが読みたーい！