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私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏

永江朗(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 太郎次郎社
発売年月日 2019/11/25
JAN 9784811808390

私は本屋が好きでした

¥1,760

商品レビュー

3.6

33件のお客様レビュー

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2023/11/05

ヘイト本は、ファンタジー(在日特権、中国が日本に攻めてくる〜、公金チューチューetc...の陰謀論)がベースにあるってところに納得した。 ヘイト本を信じる人たちにとっては、陰謀論の方がリアルで、社会的マイノリティの方がファンタジーに見えてるんだとしたら、鳥肌が立つ。 私はヘイト...

ヘイト本は、ファンタジー(在日特権、中国が日本に攻めてくる〜、公金チューチューetc...の陰謀論)がベースにあるってところに納得した。 ヘイト本を信じる人たちにとっては、陰謀論の方がリアルで、社会的マイノリティの方がファンタジーに見えてるんだとしたら、鳥肌が立つ。 私はヘイト本が大量に取次されるような地方で育ったけど、上京して最初にビックリしたのは、公共の場における車椅子ユーザーの多さだった。地元では身体障害者の居場所は、介護施設か自宅しかなくて、外で見かける機会は極端に少ない。在日韓国人、移民、トランスジェンダー、ゲイ、レズビアン...ほかのマイノリティも同じく。見慣れないから差別感情が強くなるし、差別的な空気だからマイノリティは隠れる(隠される)し、余計見慣れなくなっていく...っていう負のループが田舎にはあると思う。そりゃ、マイノリティのことをファンタジーだと思うよね。悲しい。 今ならばまつすぐに言ふ夫ならば庇つて欲しかつた医学書閉ぢて     (河野裕子『庭』) 乳がんとの闘病中の河野裕子が、夫の永田和宏へ残した歌を思い出した。愛妻が苦しんでる癌について知りたいなら、医学書よりも目の前で苦しむ河野本人と向き合わなければいけなかった。ヘイト本と医学書は違うけど、実存に比べたら本に書いてあることなんてファンタジーだ。なのに人間は、信じる先、寄り添う先を間違ってしまう。 マイノリティはファンタジーじゃない。既に隣にいる。 存在してる人間に対して「存在を許すか、許さないか」「存在に賛成か反対か」と絶対に問うてはならない。

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2023/06/02

3.7。同意する部分や「色々な意見があるよね〜」「人の好みはそれぞれ違うもんでしょ〜」に上手く反論できず「そういうこっちゃねぇんだッ!」と頭かきむしってたあたりを上手く言語化してくれてる部分が多く腑に落ちた。ただ後半は同じ事を繰り返し言って行き詰まってる感じがある。あと少し前の本...

3.7。同意する部分や「色々な意見があるよね〜」「人の好みはそれぞれ違うもんでしょ〜」に上手く反論できず「そういうこっちゃねぇんだッ!」と頭かきむしってたあたりを上手く言語化してくれてる部分が多く腑に落ちた。ただ後半は同じ事を繰り返し言って行き詰まってる感じがある。あと少し前の本なのてわ現在軸で再度似た事してほしい。一見違うガワで紛れ込んでいるのや、公立図書館における各自治体の取り扱いなんかも含め。

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2022/08/16

ヘイト本が本屋に平積みされる光景の背後に、ターゲットとなった人々に対する想像力の欠如という以外の、日本社会の(特に出版業界の)様々な病理が潜んでいることがわかる。特に面白かったのは、「保守派」ライターの古谷経衡氏へのインタビュー部分(p146-167)。それにしても、ヘイト本の主...

ヘイト本が本屋に平積みされる光景の背後に、ターゲットとなった人々に対する想像力の欠如という以外の、日本社会の(特に出版業界の)様々な病理が潜んでいることがわかる。特に面白かったのは、「保守派」ライターの古谷経衡氏へのインタビュー部分(p146-167)。それにしても、ヘイト本の主な購買層は60-70代の男性とのこと。ヘイトの主戦場はネットであり、若者が本を買う場もネットである。街の本屋が社会に及ぼす影響は限定的で、むしろ本屋の方が社会の変化にただ流されている印象だ。

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