商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 三五館シンシャ/フォレスト出版 |
発売年月日 | 2019/07/20 |
JAN | 9784866809045 |
- 書籍
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交通誘導員ヨレヨレ日記
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交通誘導員ヨレヨレ日記
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商品レビュー
3.2
80件のお客様レビュー
・内容もけっこうヨレヨレ ・表紙のイラストの人が愚痴にならないように愚痴を言っているような感じもした 払ってもいい金額:200円 貼った付箋の数:2
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知らない世界を覗くのは楽しい。実際働いている人目線で中のことが書いてある。いろんな決まりがあるんだなぁ。 できる人できない人はどの業界も同じ。
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70近くになって4社の警備会社で数年間交通誘導をする警備員として働いてきた著者によるエッセイ。様々な工事現場で、クセのある人間たち(親方、作業員、同僚、ドライバー、通行人…)が色んな騒動を巻き起こし、たいていの場合は著者が巻き込まれる、という事態を描いたもの。 この前読んだ『...
70近くになって4社の警備会社で数年間交通誘導をする警備員として働いてきた著者によるエッセイ。様々な工事現場で、クセのある人間たち(親方、作業員、同僚、ドライバー、通行人…)が色んな騒動を巻き起こし、たいていの場合は著者が巻き込まれる、という事態を描いたもの。 この前読んだ『気がつけば警備員になっていた』は、施設警備の人の話で、年齢はおれと一緒だったが、本書は年齢は全然違うし、施設警備と仕事内容はだいぶ違うんじゃないだろうかと思った。施設警備の本も色んな状況判断が求められる大変な仕事、というのは分かったけど、同じ施設で同じ人間と働くという状況があると思う。一方で交通誘導の方は、毎回場所が変わる(ってことは家を出る時間も交通手段も毎回変わるだろうから惰性で出勤することができなくなるし)、何よりも現場にどんな人がいるのか(同僚すらどんな人かよく分からない状況)、どんな交通量のどんな場所で適切な人数が配置されている現場なのかどうかもよく分からない、ということで毎回ドキドキしないといけないというのは、結構精神的に負担だなあと思う。あとは、施設警備の施設によるのだろうけど、少なくとも前の本の著者が働いていた「高層オフィスビル」で働いた場合とかショッピングモールなんかもそうだろうけど、工事現場の作業員の職人気質の人と恒常的に接する割合が全然違うだろうから、やっぱり職人、みたいな人への免疫がある人じゃないと交通誘導員は勤まらないのだろうなあと思う。咄嗟の状況判断とかだいぶん高度だから、やっぱりあれをテキパキこなせる人って体力以外に知力もある人なんじゃないかと思った。 色んな人が出てくるのだけど、だいたい理不尽な人が多い気がするが、そういうものなんだろうなと思う。一応、おれも理不尽に免疫がある?つもりなので、もう怒鳴られたらひたすら頭を下げて謝るという術は身に付けているつもりなのだけど。ただこれはどの世界にもいるはず、というのは「承認欲求の強い人」。「仕事ができて当たり前の人には承認欲求はそれほど強いものはないかもしれない。むしろボーダーライン上にいる人の方が強いかもしれない。それが充たされない警備員は屈折して作業員や同僚の陰口を言ったりする。」(p.121)ということだそうだ。出来る人も結構承認欲求強い人いるけどな??と思うけど、確かに出来ない人程、ここまで認められなかった人程、というのはあるのかもしれない。もう一つ、「できる警備員、できない警備員」の話で、「10人必要なら10人揃えることが会社の力量であり信用なのだ。警備員も適材適所で配置すれば、力量のばらつきはある程度は解消される。そこがこの仕事が高齢者にも向いているところと言えよう。」(p.185)の部分。そもそもできる、できない、と分類するのは…、というのはキレイゴト、ということにして、今の仕事でも、あんまり具体的には言えないけれど、全体でバランスをとって全体としてはマイナスにならないパフォーマンスを出すようにする、というのはあるかもな、と思う。というかみんなが同じ勢いで同じ内容の仕事ができる訳じゃないのだから、同じ職場でも適材適所、で色んな場を作ることが大事、ということがこの警備の仕事の話からも分かった。 警備員の人の苦労が分かって、街中の警備員の人たちを見る目が良い意味で変わりそうではあるけど、この前の施設警備の本もそうだけど、結局この人もギャンブルにはまったり、興した会社の2500万円の税金未払いを放置しているとか、拾ったカバンの中の通帳と印鑑を見て本当に盗んでやろうかと思ったとか、んー、人間臭いしそれが人間の本当の姿だと言われればそうだろうから、おれに免疫がないというかうぶなのだろうけど、やっぱり本に書く話としては…、と思ってしまった。でもたぶん俺も含めてそういうダメなところがあるのが自然なのだし、この「~日記」シリーズは他にもあるみたいだから、こういう本を読むのもいいかなと思った。良い話が少ない、というのもある意味現実的かもしれない。タイトルは自嘲気味だけど、本文はそんな感じがせず、そんなに笑える感じになってない、という点でも現実的。(23/09/18)
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