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平成経済 衰退の本質 岩波新書1769

金子勝(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2019/04/20
JAN 9784004317692

平成経済 衰退の本質

¥902

商品レビュー

3.2

10件のお客様レビュー

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2023/12/12

アベノミクスへの批判、安倍政権への危機感が強く出ている。 主流の意見とならないのは残念。 やや極端で断定的な所もある。

Posted by ブクログ

2022/08/01

平成時代に日本経済はほとんど成長していない。むしろ、衰退の道を歩んでいると言って良い状態である。その理由を筆者はその間の政策にもとめている。結果として、現在の日本経済の状態は筆者の言葉を借りれば、下記の六重苦の状態となっている。 ①産業衰退の加速 ②貿易赤字の定着 ③実質賃金と実...

平成時代に日本経済はほとんど成長していない。むしろ、衰退の道を歩んでいると言って良い状態である。その理由を筆者はその間の政策にもとめている。結果として、現在の日本経済の状態は筆者の言葉を借りれば、下記の六重苦の状態となっている。 ①産業衰退の加速 ②貿易赤字の定着 ③実質賃金と実質家計支出の継続的低下 ④少子高齢化と地域衰退 ⑤銀行経営の圧迫と金融リスク ⑥中央銀行の機能麻痺 私の感覚で言えば、この中では、①の「産業衰退の加速」、すなわち、日本の産業競争力の弱体化(要するに競争に負けているということ。例えば、電機産業、特に昔の家電メーカーは往時の面影は全くない。三洋電機、シャープ、東芝等)は、他の項目の遠因となっている。競争力のない産業(ほとんどがそう)では、貿易で稼げず、というか、利益が出ない、そのために賃金が上がらない。そのために、政府は異次元金融緩和等の無理な政策をとる。金利が下がり金は余り、少々業績の悪い企業、いわゆるゾンビ企業も生き残ってしまう、そして、また産業競争力を下げ、賃金が上がらないという悪循環に陥る。異次元金融緩和も、ほとんど限界にきている。円安を容認するかどうかは別にして、仮に円安が行き過ぎていると考えても、金利を上げるわけにはいかない。多くの企業が支払い困難になる可能性もあるし、そもそも、政府の利払い、財政赤字は更に大変なことになってしまう。 というように、日本経済は、八方ふさがりの状態に近いのでは、ということを筆者は主張し、回復のためのいくつかの処方箋を掲げている。ただし、それは即効性のあるものではなく、回復にはかなりの時間が必要であると述べている。 バブル崩壊後の日本経済の衰退の理由や対応策についての本を、最近、続けて読んでいる。これまでの政策の失敗はあるが、それよりも、少なくともしばらくは、現在の衰退は上向きにならないのでは、という予測が多く、気分は滅入る。

Posted by ブクログ

2022/05/11

平成の経済を復習することができました。 前時代の昭和が、「戦後」や「朝鮮特需」など特別な背景があったため「高度成長」を成し遂げ、また「GDP世界2位」にまで登り詰めました。 平成は平時が当たり前になり、経済を他力に任せた「投資」や「投機」に傾き過ぎました。 令和は始まったばかりで...

平成の経済を復習することができました。 前時代の昭和が、「戦後」や「朝鮮特需」など特別な背景があったため「高度成長」を成し遂げ、また「GDP世界2位」にまで登り詰めました。 平成は平時が当たり前になり、経済を他力に任せた「投資」や「投機」に傾き過ぎました。 令和は始まったばかりですが、地に足をつけ経済一辺倒ではない“日本”をつくりあげましょう。 私も微力ながら貢献したいと思います。

Posted by ブクログ

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