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十二番目の天使
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十二番目の天使
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商品レビュー
4.1
34件のお客様レビュー
最愛の妻と息子を交通事故で亡くしたジョン・ハーディング。彼は妻子の死を自分のせいだと自責の念にかられ、絶望に押しつぶされていました。ある日、彼は拳銃に弾を込め、自室で今まさに命を絶とうとしていたのです。しかし、その瞬間に電話が鳴りました。電話の相手は、かつてリトル・リーグで一緒だ...
最愛の妻と息子を交通事故で亡くしたジョン・ハーディング。彼は妻子の死を自分のせいだと自責の念にかられ、絶望に押しつぶされていました。ある日、彼は拳銃に弾を込め、自室で今まさに命を絶とうとしていたのです。しかし、その瞬間に電話が鳴りました。電話の相手は、かつてリトル・リーグで一緒だった親友のビルでした。ビルはジョンの様子を察して、彼をとある場所に連れていきました。その場所とは、かつて二人が青春を過ごしたリトルリーグのチーム、エンジェルスが練習するグラウンドでした。ビルはジョンに一つの依頼をします。それはエンジェルスの少年たちのコーチを引き受けて欲しいというものでした。ビルは自分もコーチをしていたが、仕事の都合で辞めなければならなくなったと言いました。ジョンは最初は乗り気ではありませんでしたが、ビルの説得と少年たちの熱意に押されて、しぶしぶ了承しました。 そこでジョンは、ティモシーという一人の少年の姿に気になるものを感じ始めます。というのも、ティモシーは他の子に比べて守備も打撃も得意で無いにも関わらず、誰よりもひたむきにプレーを楽しんでいるように見えたからです。ティモシーは常に笑顔でチームメイトを励まし、コーチであるジョンにも敬意を払っていました。ジョンはティモシーに今は亡き息子の面影を見出し、彼に特別な愛情を注ぎます。 そして開幕するリトルリーグ、エンジェルスは奮闘しますが、優勝候補のヤンキースに負けてしまいます。メンバーの誰よりも悔しがるティモシーに、ジョンは今は亡き息子が使っていたグローブを預けました・・・。 オグ・マンディーノの涙の名作である本書を読むのは何回目でしょうか・・・。悲願の優勝を達成するエンジェルスの栄光の裏に垣間見せるティモシーの想いには、分かっていても感動を禁じ得ないものがあります。ティモシーが抱える秘密とその理由が明らかになるとき、私たちは彼がどれだけ勇気ある少年だったかを知ることになります。結局主人公のジョンは悲しみの体験をリフレインすることになったのかもしれませんが、一回り人間的な強さが備わった彼の生き様を通じて、積極的な自己暗示の重要性を再確認することになりました。加えて、真剣に頑張っている人が周りの人に勇気と力を与えると言う本書の描写から、私自身のふだんの人間関係にも共通する物を感じました。 本書を読んで私は、人は心の持ちよう次第でどんな状況からでも立ち直れるんだなぁ・・・と物語をとおして実感しています。毎日を大切にし、生きるために全力を尽くすことのかけがえのなさを再認識させてくれる一冊です。この本を読んだら、あなたのこれからの日々をより大切にして過ごせるようになるかもしれません。
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オグ・マンディーノの著書を立て続けに読み、だいぶ飽きてきていた。が、本書は野球の話が盛り込まれていたせいで、比較的新鮮に読めた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分がどんなにつまずいても、自分を鼓舞し、奮い立たせ、 絶対にあきらめない!! 毎日何かしらの面でよくなっていると自分に語り掛け生きてきた少年。 自分の命の終わりが見えているのにもかかわらず、 彼自身が最後まで精一杯生きれるように生きる活力を自分で与えていた。 ティモシーのまっすぐな想いは、 チームメイトにも行渡り、 誰一人として試合に負けても マイナスな思いを口にすることは無かった。 私がひねくれてるばっかりに ティモシーはきっとチームメイトから いじめられてしまうんだ… なんて思いながら読んでいた。 ティモシーが口にしたあの言葉は 私たちにとっても大切だったなと 気づかされた。 君は誰よりも人の心を動かし、 人の人生に光を指したんだよ。
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