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国宝(下) 花道篇

吉田修一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2018/09/07
JAN 9784022515667

国宝(下)

¥1,650

商品レビュー

4.4

105件のお客様レビュー

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2024/02/06

さあ、これは感想が大変。物語が幕を閉じても、しばらくポカン。人間国宝の人間ならぬ名演に、さざなみのように興奮が湧き起こってくる。 人間関係の濃さで作られた作品なのに、主演男優だけ脱け出して独りで歩いていく。作中の表現をお借りすれば「狭い水槽の中の錦鯉」。それじゃ枠に収まるはずが...

さあ、これは感想が大変。物語が幕を閉じても、しばらくポカン。人間国宝の人間ならぬ名演に、さざなみのように興奮が湧き起こってくる。 人間関係の濃さで作られた作品なのに、主演男優だけ脱け出して独りで歩いていく。作中の表現をお借りすれば「狭い水槽の中の錦鯉」。それじゃ枠に収まるはずがない。待てとも、待ってくれるなとも言えないもどかしさすら覚える。 私のような芸事に暗い凡人にすら、この非凡な世界を親しみやすく描いてくれている。吉田修一さんの筆力も尋常でない。インタビューを検索したら、実際に歌舞伎の舞台にまで上がられたとのこと。舞台側からの空気に鋭い緊張感が走っているのはこのためか。観客席からでは推し量れない重圧が、私でも容易に想像できた。 ──生前、先代はよく言っておりました。女形というのは、男が女を真似るのではなく、男がいったん女に化けて、その女を脱ぎ去った後に残る形であると。とすれば、化けた女を脱ぎ去った後は、まさに空っぽなのでございます─ これから歌舞伎を楽しむにあたって、これぞ追っかけの見どころ。 「空っぽ」という境地まで登り詰めた千両役者。もはや役者は仕事ではなく、性分だという。無論それは捨てられるはずもない。国宝に至った人間がまさに「空っぽ」の入れ物、モノに変わってしまった瞬間を目撃できたんだと感じられた。 これぞ金輪際現れない無敵のアイドル。 そんな言葉しか浮かばない。語彙不足。

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2024/01/13

歌舞伎について学びたいと思いました 日本の伝統的演劇を全く知らない自分でも、ドラマを見ているかのように様々な情景が浮かびましたま

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2023/12/27

歌舞きたい ってな事で、吉田修一の『国宝 花道編』 ナホミオススメのオモロ過ぎてハゲる本 わしは既にハゲてるけど ホンマ、これはオススメのオモロい本じゃった 歳を重ねた俊介と喜久雄のよりパワフルな歌舞伎への邁進と執念。 俊介の想い届かないながらも、命を懸けて歌舞く姿にガ...

歌舞きたい ってな事で、吉田修一の『国宝 花道編』 ナホミオススメのオモロ過ぎてハゲる本 わしは既にハゲてるけど ホンマ、これはオススメのオモロい本じゃった 歳を重ねた俊介と喜久雄のよりパワフルな歌舞伎への邁進と執念。 俊介の想い届かないながらも、命を懸けて歌舞く姿にガクブルじゃったよ 喜久雄のラストも涙で文字が滲んでしまう程、カッコ良過ぎた その他の登場人物も最高で、みんな最高‼️ 壮絶な歌舞伎道と言うのか、久々にジェットコースターな感じの読み応えのある本じゃったわ~ ホンマ、ハゲるでこれは 2023年44冊目

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