商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/02/09 |
JAN | 9784167910105 |
- 書籍
- 文庫
羊と鋼の森
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羊と鋼の森
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商品レビュー
4
1063件のお客様レビュー
良いタイトル。良い読書体験。 三冠が気になって読んでみた。読んでいくと、このタイトルの意味がわかり、森の中に引き込まれていく。 作者の言葉の奏で方が素敵だし、最後のシーンではピアノの音が聞こえてくるようだった。 読んでみてよかったです。
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- ネタバレ
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僕には才能がない。そう言ってしまうのは、いっそ楽だった。でも、調律師に必要なのは、才能じゃない。少なくとも、今の段階で必要なのは、才能じゃない。そう思うことで自分を励ましてきた。才能という言葉で紛らわせてはいけない。あきらめる口実に使うわけにはいかない。経験や、訓練や、努力や、知恵、機転、根気、そして情熱。才能が足りないなら、そういうもので置き換えよう。もしも、いつか、どうしても置き換えられないものがあると気づいたら、そのときにあきらめればいいではないか。怖いけれど。自分の才能のなさを認めるのは、きっととても怖いけれど。 「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、闘志とか、そういうものと似てる何か。俺はそう思うことにしてるよ」 柳さんが静かに言った。
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音楽小説が好きで、そこからおすすめされて読み始めました。 無駄のない、あけぼののような小説で、なだらかな丘を登っている気持ちで読んでいました。出てくる登場人物全員がそれぞれ真摯に向き合っていて、もっと続きが読みたくなります。
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