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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

若林正恭(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2017/07/14
JAN 9784040693163

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

¥1,375

商品レビュー

4.1

245件のお客様レビュー

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2024/04/06

新自由主義、競争社会、格差…諸々にうんざりして旅に出たのかと思いきや。 忙しい中、ひとりになって、悲しみとじっくり向き合える、どこか遠くに行きたかった若林さん。テレビで観ていても全くわからないけど、こんな辛い時期があったのねぇ。私は若林と同年代だし、私自身の父親の死も同じ頃だし、...

新自由主義、競争社会、格差…諸々にうんざりして旅に出たのかと思いきや。 忙しい中、ひとりになって、悲しみとじっくり向き合える、どこか遠くに行きたかった若林さん。テレビで観ていても全くわからないけど、こんな辛い時期があったのねぇ。私は若林と同年代だし、私自身の父親の死も同じ頃だし、親近感湧くな。身近な人の死は本当に辛いけど、そんな時のひとり旅だからこそ、旅先の景色もいつも以上に響くのかな。だって、「網膜が小躍りする」なんて表現すてきだもんな。 ゲバラの言葉に、考えさせられる若林さん。 「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのですか?あなたの今の生き方はどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」 終盤では、父親に幸せだったかと問う。 命について、人生についても考える旅だったのかな。 モンゴル料理、若林はいけたんだ…私は臭くてどうしても無理だった。 アイスランドで優しくしてもらって良かったよね。全員日本人とかさぞ初めは地獄だったろうに。ま、ウケたけど! 若林さんの海外旅行先チョイスがいいセンス!私もいつか行ってみたい。 そして、DJ松永の若林にむけた手紙が泣ける。何これアツイ。いまさらリトルトゥースになれないよぉ。

Posted by ブクログ

2024/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

若林がキューバ、モンゴル、アイスランドの旅行を通じて 感じたこと、理解したことを吐露したエッセイ。 そして、巻末のDJ松永の解説(文庫本だけ)は極めてアツイので何度も読み返したい。 あと、アイスランド大晦日の花火を見に行きたいと強く思った。 — 以下印象に残った内容 新自由主義の中では、どこまでいっても足りることなく どこまで進めば良いのか際限がない。 日本社会は3カ国に比べ”世間”を信仰している。 世間は、空気を読め。と言い、 新自由主義は、個性を出せ。と言う。 この現代社会を生き抜くには、 ”血の通った関係と没頭”こそが重要だと感じる。

Posted by ブクログ

2024/03/25

何が僕たちを競争させているのだろう?新自由主義の世界ですべてが商品化される違和感を感じた。社会主義のキューバの人々は、競争相手としてではなく、1人の人間同士としての本当の笑顔が見えた。でもその笑顔は日本にもあるんじゃないか?と思わせてくれるような本。

Posted by ブクログ

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