商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2016/11/25 |
JAN | 9784087710175 |
- 書籍
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あのこは貴族
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あのこは貴族
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商品レビュー
3.9
98件のお客様レビュー
確か映画化されたよなと思い、読んでみたけど面白かった。 東京生まれ東京育ちのお金持ち華子と地方出身東京暮らしの美紀、どちらにも自分なりの普通の生活や普通の暮らし、考えがあって対比がとても良かった。どちらか一方を悪く書くでもなく、かといって階級を飛び越えた友情が芽生えるでもなく、ち...
確か映画化されたよなと思い、読んでみたけど面白かった。 東京生まれ東京育ちのお金持ち華子と地方出身東京暮らしの美紀、どちらにも自分なりの普通の生活や普通の暮らし、考えがあって対比がとても良かった。どちらか一方を悪く書くでもなく、かといって階級を飛び越えた友情が芽生えるでもなく、ちょうど良いところにおさまった感じのある物語だと思った。 華子は最後の方で、どうして幸一郎にそうしてあげられなかったのだろうって回想してるけど、まぁ幸一郎が華子を完全に必要としてないからでしょうよ…と。感謝も給料もないんじゃ何もできないよね。 お金持ちたちの仲間には入れてくれないけどひとりひとりは優しくて親切っていうのすごいわかる。 幸一郎もクソみたいな奴だけど、悪人ではないから始末に悪いよね。 私は美紀の実家タイプの人間なので、都会でサバイブする美紀やその道を歩み始めた華子という結末がただただ眩しいわ。
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そうはいってもほとんどの人は自分の 「階級」を大きく越えずに一生を終えるし、それが幸せ?楽?なのではないかと思うのだけど 華子が自分なりの精一杯で婚活、結婚、離婚を経てようやく「自分」を実感できたのは 階級を越えた出会いのおかげだった。 ちょっと背伸びした友人関係、 少しの疲労や...
そうはいってもほとんどの人は自分の 「階級」を大きく越えずに一生を終えるし、それが幸せ?楽?なのではないかと思うのだけど 華子が自分なりの精一杯で婚活、結婚、離婚を経てようやく「自分」を実感できたのは 階級を越えた出会いのおかげだった。 ちょっと背伸びした友人関係、 少しの疲労や緊張もあるけれど 代償にきらきら感を得られるものねえ と、超庶民の私にも落とし込んで共感できる部分もあって面白かった
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よく面白かったと目にするので気になって読んでみました。 横溝正史のあとだったからかとっても読みやすい〜。サクサク読めました。 もしかして作者、東京カレンダーのあの謎小説みたいなの書いてた?って感じの、東カレ文的な、ちょっと前に流行ったタワマン文学みたいなのを感じました。 東京生ま...
よく面白かったと目にするので気になって読んでみました。 横溝正史のあとだったからかとっても読みやすい〜。サクサク読めました。 もしかして作者、東京カレンダーのあの謎小説みたいなの書いてた?って感じの、東カレ文的な、ちょっと前に流行ったタワマン文学みたいなのを感じました。 東京生まれの何も苦労せずエスカレーター式に生きてきたお嬢様お坊ちゃまと、田舎から出てきて揉まれて生きてきた女の子との対比と苦悩が、具体的な東京の地名や固有名詞とともに描かれてリアル感がありました。 私個人は東京下町出身の庶民なので、上記の人物とはどちらも共感はなかったのですが、後者側の人は結構刺さるものがあるんじゃないかなーと
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