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おね(下)

田渕久美子(著者)

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¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2016/10/20
JAN 9784140056806

おね(下)

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商品レビュー

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2016/12/29

NHK大河ドラマ『篤姫』や『江~姫たちの戦国~』の、 脚本を書かれた田渕さんによる、 豊臣秀吉の正室おねの生涯を描いた作品となりますが…、 例えば、同じく、 おねを主人公にした『おんな太閤記』とも比べると、 時代考証の誤りや、構成や演出への批判も多かった、 『江』に近い、少し中...

NHK大河ドラマ『篤姫』や『江~姫たちの戦国~』の、 脚本を書かれた田渕さんによる、 豊臣秀吉の正室おねの生涯を描いた作品となりますが…、 例えば、同じく、 おねを主人公にした『おんな太閤記』とも比べると、 時代考証の誤りや、構成や演出への批判も多かった、 『江』に近い、少し中途半端感のある内容でそぅか…? 作風ゆえかもしれませんが、あっさりした印象でした。 上巻は、秀吉との出会い~秀吉が関白になるまで、 下巻は、秀吉の晩年~豊臣家の滅亡まで、ですが、 日々の生活に、苦しさと楽しさ、不安と歓喜が共存し、 夫婦が協力して、困難を乗り越えていく上巻に対して、 やはり、下巻は、やるせなさを感じてしまいました…。 そんな中で、 特に下巻に入って気になったのが、 「徳川秀忠」の描き方でそぅか…? 基本的に、歴史は、勝者が書き換えるものであって、 真実は、伝承として残されることも多いので、 伝承をベースとした異聞は、むしろ好きなんですが…、 本作品での「徳川秀忠」は、そぅいうのでもなぃので、 かなり、違和感を持ちました…。 いわゆる「昼ドラ」調でもなければ、 いわゆる「大家族ドラマ」でもなく、全体的に、 作品から伝わるパンチ力がなかったかな~とも。 徳川家康の生涯を通しての戦国ドラマを外面とすれば、 おねの生涯を通してのそれは、いわば、内面とも言え、 そのよぅな視点で、おねの生涯を辿ることができれば、 また違った戦国時代を捉えることもできるな~と、 改めて、感じることもできました。

Posted by ブクログ

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