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特捜部Q カルテ番号64 ハヤカワ・ミステリ1871

ユッシエーズラ・オールスン【著】, 吉田薫【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2013/05/11
JAN 9784150018719

特捜部Q カルテ番号64

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商品レビュー

3.9

38件のお客様レビュー

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2022/05/20

北朝鮮の招待所か?

この作品を素で読めるヒトたちは、おそらく幸福な子供時代を 送ったヒトたちだろう 親や周りから、ごく当たり前のように愛情や共感を与えられて 個人的に複数回吐き気を催さざるを得なかった 全体に流れる、強くて濃い「閉塞感」 PTSDになるし、パニック障害を...

この作品を素で読めるヒトたちは、おそらく幸福な子供時代を 送ったヒトたちだろう 親や周りから、ごく当たり前のように愛情や共感を与えられて 個人的に複数回吐き気を催さざるを得なかった 全体に流れる、強くて濃い「閉塞感」 PTSDになるし、パニック障害を引き起こすstory で、映画はサラっとした作りになっていて、は? そりゃ、デンマークも、こんな「究極の非人道行為」を 映画で世界に広めたか無いだろう 究極の非人道行為が展開されたスプルー島が、これまた、ひっそりとした場所に 隠れるようにある 首都のコペンハーゲンのあるシェラン島とオーデンセがあるフュン島との ちょうど中間で、上を島と島を結ぶ橋が通っている、丸でそんな悲劇が起きた場所 なんて存在しなかったみたいに で、ハッキリ言って、こういう「究極の非人道行為」は何も ヨーロッパでだけで起きてたりはしない ニッポンも北朝鮮をどうこう言えるような清廉潔白でも無い そもそも朝鮮半島人たちとニッポン人たちのmentalityはよく似てる、非人道的思考が ウリパックリで、自分たちが気に入らないニンゲンを 平気で虐待しておいて、平然としているクズどもはいて、 ニンゲンが、スキがあれば平気で「究極の非人道行為」に及ぶことが できる どこにでもクズはいる 問題なのは、やらかしたことを省みて、反省できるか、 できないか

beehot09

2023/01/30

『人間の一生は、誘惑の奈落の上を綱渡りし続けることであり、一歩間違えれば、どん底に落ちることもある。』 北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】の第4弾。 本作は50年ほど前に実際にスプロー島に存在した女子収容所と、そこで行われていた非人道的な行いの史実をもとにしたストーリー...

『人間の一生は、誘惑の奈落の上を綱渡りし続けることであり、一歩間違えれば、どん底に落ちることもある。』 北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】の第4弾。 本作は50年ほど前に実際にスプロー島に存在した女子収容所と、そこで行われていた非人道的な行いの史実をもとにしたストーリーだ。 映画化もされているが、映画とは違うストーリー展開なので、原作未読の方はご安心を。 本書では収容所出身のニーデの壮絶な過去パートと、現代の複数の失踪事件を捜査するパートが交互で構成されており、なぜ事件が起こってしまったのかを丁寧に描いている。 今回も胸糞が悪くなる内容ではあるが、史実をもとにしているので内容もより重く感じた。 作中に登場し、実際の収容所で行われていた強制不妊手術と優生思想は、けしてデンマークだけの問題ではない。世界中、日本でも行われていた。 現代では、出生前診断がそれにあたるのではないかと人種差別問題として取り上げられている。 この問題に関しては、漫画【進撃の巨人】等でも取り上げられているように多くの作品に影響した問題であり、私たちが考えなければならないことのひとつであると改めて思った。 【ダンサーインザダーク】のような救いがないストーリーだが、作中登場するニーデと教師の触れ合いが素晴らしく、これだけで1冊出来そうなエピソードだ。 ラストのエピローグも救いがありよかった。 また、カールと仲間たちのユーモラスなやり取りも健在で楽しく読ませてもらった。 エンタメとして楽しむだけではなく、社会問題として考えさせられる著者の熱い思いが込められた1冊だ。 こんな人におすすめ .ᐟ.ᐟ ・北欧ミステリーが好きな人 ・社会派ミステリーが好きな人 ・イヤミスが好きな人 ・考えさせられる話が好きな人

Posted by ブクログ

2023/01/23

結局ミステリーの面白さはどれだけ魅力的な敵役を登場させられるかで決まるような気がする あるいはどれだけ憎らしい敵役を その意味で本作は合格点だ 今回カールたちが立ち向かうのはとんでもないくそ野郎でアサドやローセの怒りも大爆発だ それにしても人の歴史とはこんなにも黒いのか 果た...

結局ミステリーの面白さはどれだけ魅力的な敵役を登場させられるかで決まるような気がする あるいはどれだけ憎らしい敵役を その意味で本作は合格点だ 今回カールたちが立ち向かうのはとんでもないくそ野郎でアサドやローセの怒りも大爆発だ それにしても人の歴史とはこんなにも黒いのか 果たして人とは本当にこの地球に存在する価値のある種なんだろうかと思ってしまう 本作に描かれているスプロー島の女子収容所はデンマークに過去に実在していて、倫理的でないと思われた女性や軽度の知的障害を持つ女性を民族衛生法や優生法といった鬼畜な法律を根拠に不妊手術が行われてたのだという 作者のユッシ・エーズラ・オールスンはそのことへの″怒り″で本作を書き上げたようだ ご承知の通り日本にもかつて優生保護法という法律が存在して″選別″が行われていました これはとても恐ろしいことだと思います なんの罪もない人が正義の名の下に未来を閉ざされてしまう しかも障がい者や犯罪者に対して生まれてきたこと自体が罪なのだと考えるような人は今の世の中にもごく少数ながら実在し、神の代弁者のように振る舞っている 人の未来を作るのは、そんな悪魔たちに惑わされない人たちだと思う

Posted by ブクログ

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