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望郷

湊かなえ【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2013/01/30
JAN 9784163819006

望郷

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商品レビュー

3.6

190件のお客様レビュー

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2024/01/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

一つの島を舞台とした6つの短編集。 「みかんの花」 故郷を離れた人。 互いを守り合うための殺人ミステリー。 「海の星」 登場人物が繋がったとき、ハッとした。 「夢の国」 名家に縛られた娘の話。 与えすぎは良くないが、極度に与えないことは、今後その子の人生に大きな影響与えてしまう。 「雲の糸」 主人公が思っていることをはっきり言えない姿がもどかしい。が、自分がもし彼と同じ立場だったらきっと同じ言動をするだろう。 「石の十字架」 田舎の住民の結びつきは強い、だがデマや噂話が作られるのも、すぐに広がるのも早い。 「光の航路」 主人公が幼い頃に亡くした父がどんな教師だったのかを知ることができてよかった。きっと彼のこれからの教師生活を大きく支えてくれる。 子どもたちにとって、いじめの犯罪意識は薄い。そもそも、戯れあいといじめの線引きが難しいのだと思う。しかし、この意識改革こそが義務教育で一番教えるべきことだと思った。 はじめは面白いかもと思い読み進めていたが、だんだん結末が予想できたのが残念だった。思った以上にすぐに人が死んでいく。お気に入りは光の航路。 個人的に、湊かなえさんは短編作品よりも長編作品の方が好きだなと思った。

Posted by ブクログ

2023/09/05

「みかんの花」 島を出て行った理由。 どうしても戻れない訳があったとしても、何も知らない人からしてみれば都会に憧れて故郷を捨てたとしか思わないだろ。 「海の星」 待ち続けたものたち。 事件か事故か分からないからこそ調べるのだろうが、拘束時間が短ければ帰るべき場所へ戻ることが増え...

「みかんの花」 島を出て行った理由。 どうしても戻れない訳があったとしても、何も知らない人からしてみれば都会に憧れて故郷を捨てたとしか思わないだろ。 「海の星」 待ち続けたものたち。 事件か事故か分からないからこそ調べるのだろうが、拘束時間が短ければ帰るべき場所へ戻ることが増えるのではないか。 「夢の国」 念願の場所に来たが。 名のある家柄だったのかもしれないが、いつまでも気持ちを殺して好きなことも出来ずいたら文句一つ言いたくなるだろ。 「雪の糸」 掴み取った道の先に。 個人的な付き合いとして行ったというのに勝手に事務所を巻き込み、断った事までさせて本当に応援してると言えるのか。 「石の十字架」 どうしても叶えたい。 非難具を準備しておいたとしても、実際に何かが起きた時にはパニックに陥ってしまい存在を忘れ慌ててしまいそうだな。 「光の航路」 いじめに対する対応。 自分の子供の言い分を信じるのは大切だが、問題行動を指摘され目撃情報もあるのにかばい続けるのは違うのではないか。

Posted by ブクログ

2023/05/19

瀬戸内海に浮かび、本土と橋で結ばれた白綱島を舞台にした6のストーリー。閉塞感に息苦しさを感じるような、読んでいて重い気持ちになりました。ただ、最後の「光の航路」では、題名どおり先に光が見えたようで、少しホッとしました。

Posted by ブクログ

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