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昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃 幻冬舎新書

中川右介【著】

¥968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2010/09/30
JAN 9784344981850

昭和45年11月25日

¥968

商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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2022/04/18

「昭和45年11月25日」 この日に起こったことが何なのか、知らない人はいないだろう。というか、少なくとも私と親しくしている人で知らない人はいないと思う。もっと言えば「知らない〜」という人とは親しくなれない気がする(笑) それくらい大きな事件だったはず。 私はまだ生まれていない時...

「昭和45年11月25日」 この日に起こったことが何なのか、知らない人はいないだろう。というか、少なくとも私と親しくしている人で知らない人はいないと思う。もっと言えば「知らない〜」という人とは親しくなれない気がする(笑) それくらい大きな事件だったはず。 私はまだ生まれていない時の事件だけれど、もちろん知っている。演説もTVで見たことがある。檄文はもちろん読んだことがある。「楯の会」(会の中身が昔と同じなのかどうかは不明)の集会のポスターも見たことがある。 この本は昭和45年11月25日に何が起こったかを、当時の人たちの回想や寄稿文などを集めたもので、三島の行動ではなく、そのことを知った人たちがどうしたのかを集めてある。 とてもおもしろい本だった。久しぶりに本を読むのに熱中してしまい、電車を乗り過ごした。 この事件は今だったら映像も流れないし、まして三島と森田の首の写真など新聞に載せるはずもない。1970年だったからだ。(岡田有希子の飛び降り自殺の遺体の写真は見たな。1986年だって) 当時は携帯もない、FAXもない。カメラもフィルムだしデカイし重いし。 でも1970年11月25日のことは何らかの方法でみんなその日に知った。 私の母は当時高校生で、ちょうど事件はお昼時だったので校内放送が流れたそうだ。 「三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊に立てこもって、割腹自殺した!」 情報が得られるのはきっとTVがある職員室くらいだから、先生が流したのだと思う。 そういう女子校だ。私もその高校の卒業生だからよくわかる。三島を読んでた人もたくさんいたと思う。 この本はオススメしたい。 とりあえず、私の親友が三島ファンなので、貸す予定になっている。 ただ、ひとつ納得行かないのは「あとがき」。 三島は戯曲もたくさん書いていた(評価も高い)し、役者もやっていた(こちらは評価は低い)から、演劇に触れることは当然なので、歌舞伎のことに触れるのも当然なのだが(三島の歌舞伎作品は今もよく演じられる)、その中の一文に「海老蔵の時代が来る」とあり、ここだけは全く同意できない。この著者はかなり歌舞伎も見ていそうだし、これだけの資料をバッと集められたくらいなので(手持ちの著書・資料だけで100人分くらいの三島について書かれているものを集められたらしい)、知識も見聞も広そうだし確かそうなのに、「海老蔵の時代が来る」だと? 初版は2010年なので、海老蔵と言ったら今の海老蔵だ。 私は海老蔵の時代は来ないと思う。 少なくとも、歌右衛門や玉三郎と並ぶようなことはあり得ない。私が親しくしている人で海老蔵を評価している人は一人もいない。冒頭と同じになるが、海老蔵を評価する人とは多分親しくなれない。海老蔵で評価できるのは「見た目」だけである。写真集ならいいかもしれない。でも動いたらもうだめ。下手くそ!と、大向うをかけたくなる。無駄に目をギョロつかせるし。 アレで團十郎襲名はホントに困ったもので、だいたい古典ができないから、当初一昨年襲名予定のときの演目見たら2ヶ月歌舞伎座でやるのに同じ演目。結局演れるものが少ないということでしょう。なのに市川宗家。頭が痛い。 そこだけはこの著者に同意できないけれど、この本は「買い」である。ちゃんと紙で持っていたい。そして時々見返したい。

Posted by ブクログ

2021/05/01

三島由紀夫クーデター未遂、割腹自殺事件の1日を膨大かつ幅広い関係者の証言を淡々と集めた著作。そのためエンターテイメント的な面白さはないが、事件の時代背景、世間に与えた衝撃が生々しく感じられる。著者があとがきで、“現在の日本で三島ほどの著名な作家が事件を起こしてたら、全ての著作は販...

三島由紀夫クーデター未遂、割腹自殺事件の1日を膨大かつ幅広い関係者の証言を淡々と集めた著作。そのためエンターテイメント的な面白さはないが、事件の時代背景、世間に与えた衝撃が生々しく感じられる。著者があとがきで、“現在の日本で三島ほどの著名な作家が事件を起こしてたら、全ての著作は販売禁止になるだろう”とあったが、このような現在の風潮に少し暗い気持ちになった。

Posted by ブクログ

2020/05/22

今年は没後50年。この本が出てから10 年。 今も世の中に振動を与え続けるあの事件が、今年はどう語られるのか楽しみ。

Posted by ブクログ

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