商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/06/28 |
JAN | 9784101333113 |
- 書籍
- 文庫
ジーン・ワルツ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ジーン・ワルツ
¥572
在庫なし
商品レビュー
3.6
374件のお客様レビュー
東京の帝華大学医学部助教、理恵は顕微鏡下体外受精のエキスパート。 彼女は、女医であり研究者であり、大学で発生学の講義を担当している。 ここで、妊娠とは、発生とは、出産とは、といった産婦人科医として必要で、一般人にも重要な知識を理解できるように講義する。 そして、非常勤で閉院近い産...
東京の帝華大学医学部助教、理恵は顕微鏡下体外受精のエキスパート。 彼女は、女医であり研究者であり、大学で発生学の講義を担当している。 ここで、妊娠とは、発生とは、出産とは、といった産婦人科医として必要で、一般人にも重要な知識を理解できるように講義する。 そして、非常勤で閉院近い産婦人科医で妊婦の診察を続ける。最後の患者は、5人。それぞれ妊娠出産に課題があり、妊婦とともにその状況を考えてしまう。 主題は、代理母出産となっています。 医学的には可能となった代理母出産の倫理的社会的な課題を提示していきます。 母親は、誰なのか。 誰の子供であるか。 彼女は、体外受精からの代理母出産を医療として認識しています。それだけでなく、生まれてくるすべての子供の医療福祉の根幹を作ろうと地道な準備をしていきます。現状の医療制度に一石を投じます。 ジーンは、遺伝子。小説も螺旋に絡みながら、なかなか読ませる医療小説でした。
Posted by
不妊治療をテーマとして1人の産婦人科医師と周囲の医療関係者や患者らが織りなす人間模様。 実際の医療問題に類似する内容を入れ込んだこと、日本の産婦人科医療の現状や国の政策を入れた事でメッセージ性の強い作品になっている。事実、現在私が住んでいる地域でも民間の産婦人科病院は分娩を取り扱...
不妊治療をテーマとして1人の産婦人科医師と周囲の医療関係者や患者らが織りなす人間模様。 実際の医療問題に類似する内容を入れ込んだこと、日本の産婦人科医療の現状や国の政策を入れた事でメッセージ性の強い作品になっている。事実、現在私が住んでいる地域でも民間の産婦人科病院は分娩を取り扱わず妊婦健診のみ診察のセミオープンシステムのみ、もしくは移行といった話を聞くようになった。 生命の神秘と科学の進歩。それに倫理的な問題が絡むと完全な終着点はあり得ない。 ジャンヌダルク的な主人公で大変面白かったが、今回現場側に偏った作品なので、官僚側から見た作品があれば読んでみたい。
Posted by
母から勧められて読んだ 少子化、不妊治療、地域医療、政治についての本 海堂尊さんの本、読みやすくて、とても面白い
Posted by