亡き父の書斎を整理していたミシェルは、返済期限の過ぎた融資契約書（貸主は隣の牧場主ジョン）を見つけ、プレイボーイと評判の彼に、返済期限を延ばして貰えないかと相談します。 元々、お互いに一目惚れだったのに、勝手な思い込みで相手を過小評価していた2人は、牧場経営と借金問題で急接近。 ヒーローは、今がチャンスとばかりに、自分の魅力を最大限に生かして、ヒロインに迫ります。とにかく、ヒーローがヒロインにメロメロで、甘いところが良かったです。 ミシェルにある危機が迫ってくることにより、2人の絆も深まって、最後はハッピーエンド。読み応えがある作品でした。

“ダイヤモンドの海”で主人公の２人を救出しにきたカウボーイ（牧場主）がヒーローである。健気で頑張りやのヒロイン。惚れすぎたのか勝手に自宅を彼女のイメージで作っちゃうほど熱烈なヒーロー。お互い牧場オーナー。財政難に苦しむヒロインに手を差し伸べる彼だが　もちろん都合良く条件付き。そんな２人の間にヒロインの過去から魔の手が迫っていた。いやぁこのヒーローの惚れっぷりが良かった。

亡き父の机を整理していたミシェルは信じられないものを見つけた。返済期限の過ぎた融資契約書。父は隣の牧場を営むジョン・ラファティーに多額の借金をしていたらしい。よりによって、あんなプレイボーイに頭を下げる日が来るなんて…。返済期限を延ばしてもらうためにジョンを呼び出したミシェルは、さらに信じがたい言葉を耳にしてその場に凍りついた。「金の代わりに別の方法で支払いたいと言うんだろう、お嬢さん?それならこっちも望むところだ」。 リンダにしては傲慢度の低いヒーロー。むしろメロメロ系。おかげでストレスフリーで読了。