- 書籍
- 書籍
思想地図(vol.1)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
思想地図(vol.1)
¥1,650
在庫なし
商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
巻頭の共同討議「国家・暴力・ナショナリズム」では、東浩紀、萱野稔人、北田暁大、白井聡、中島岳志の五人が、国家について議論を戦わせています。『一般意志2.0』(講談社文庫)でルソーの読みなおしを通して新たな公共性のありかたを示そうとした東と、『国家とはなにか』(以文社)などの著作で...
巻頭の共同討議「国家・暴力・ナショナリズム」では、東浩紀、萱野稔人、北田暁大、白井聡、中島岳志の五人が、国家について議論を戦わせています。『一般意志2.0』(講談社文庫)でルソーの読みなおしを通して新たな公共性のありかたを示そうとした東と、『国家とはなにか』(以文社)などの著作で暴力の独占による国家の成立とその維持のありようを論じた萱野に注目して読んだのですが、両者の議論が真っ向からぶつかるような展開にはなっていないのが、すこし残念に感じました。ベンヤミンとデリダの暴力についての見解の相違につながるようなしかたで両者がそれぞれの立場を主張しあうことも可能だったのではないかと思うのですが。 伊藤剛の論文「マンガのグローバリゼーション―日本マンガ「浸透」後の世界」は、『テヅカ・イズ・デッド』(2005年、NTT出版)を補足するような内容で、手塚治虫のマンガのうちに「キャラクターの死」という問題を見いだそうとする大塚英志の解釈を批判するとともに、大塚英志原作・伊藤真美画のマンガ『JAPAN』についても考察をおこなっています。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 思想はいま、本当に沈滞しているのか? 「社会問題」への性急な処方箋でもなく、イージーな「人生論」でもない、思想本来の力とは何か? ゼロ年代の思想を俯瞰し、その限界を突破せよ! 来るべき10年代に向けた〈知〉の羅針盤を作れ! 現代日本の課題に真摯に向き合う、若き論客の論文を多数収載。 「抽象的思考」の可能性が、いまここに繰り広げられる。 [ 目次 ] 共同討議 「国家・暴力・ナショナリズム」 特集 日本(歴史のなかの「ナショナリズム」;ニッポンのイマーゴポリティクス;鼎談 日本論とナショナリズム;問題としての日本社会;共和主義の再発明) 公募論文 キャラクターが、見ている。―アニメ表現論序説 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
ぱらりと読んだだけでも勉強したい思想家/思想がたっぷり。 せっかくこの学部にいるんだから、きっちり思想、哲学はおさえたい。 でもいまの優先順位からしてこれは後回し。 再読します。
Posted by