大学受験現代文のカリスマ講師として知られる著者の代表作であり、「システム現代文」シリーズの中核をなす一冊です。 著者は、「本書の理論は、あらゆる問題に対処していく上で、絶対に必要なものであるから、最後まで読了したら何度も繰り返し、血肉化してほしい」と述べています。とくに、解答を導き出すプロセスに留意して、本書の解説で著者がおこなっている解き方と比べることで、現代文の正しい答えにたどりつくための方法を学ぶことが奨励されています。 本書が、現代文の基本的な解き方に習熟するためにくり返し読むべき本として位置づけられるのであれば、問題はすべてオーソドックスなものであったほうがよいと思うのですが、本書に収められている問題はじっさいに大学入試に出題されたものであり、すべての設問が良問であるとはいえないように感じられます。 本書の前段階に位置づけられている「ベーシック編」よりも難易度の高い問題がとりあげられており、またじっさいの入試問題では、直球ばかりでなく変化球にも対応できるようにならなければならないのは事実でしょうが、そうしたテクニックを学ぶことは同シリーズの続編に譲って、本書ではあくまでオーソドックスな問題の解法を伝授することに目標を絞るべきだったのではないかという気がします。

本を読むことは好きなのに中々現代文の点数が上がらない。 この本はそんな人たちに読んでほしい本です。特に受験生！私もこの本には本当にお世話になってます。 分かりやすくポイントがまとめてあって、演習問題もばっちり。難関私立や国公立を目指している人にとっていい武器になるのではないでしょうか？ 正直、この本に出会うまで現代文の点数は悲惨でした(笑)というより、どちらかといと私は要領が良くないタイプの方の人です。だからこの本を手にしたとき、どうせ上がらないだろうな、なんて思ってました。 ですが、開いてみれば面白い。勉強癖もつく。お陰で最近少しは満足できる点数を取れるようになったのではないかな？と思っています。 受験苦しいですよね。この時期は本当に辛い。点数がとれないと尚更辛いですよね？ でも、今なら間に合います！一ヶ月あれば、きっと自ずと伸びるはず。 悩んでる方の少しでもお役に立てたらいいなーと思います。最後まで諦めずにお互い頑張りましょうね。