- 書籍
- 新書
エティカ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
エティカ
¥2,090
在庫なし
商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
この本を読むと自分の信仰心を,スピノザの公理・定理・系といった一連の論理規則によって,より強固にすることができる. 初めから読むと,公理系なので退屈であるが,最後にスピノザが書いたまとめ的なのがあるので,そこから遡ると読みやすい. 内容は,キリスト教(というか一神教)によく...
この本を読むと自分の信仰心を,スピノザの公理・定理・系といった一連の論理規則によって,より強固にすることができる. 初めから読むと,公理系なので退屈であるが,最後にスピノザが書いたまとめ的なのがあるので,そこから遡ると読みやすい. 内容は,キリスト教(というか一神教)によくあることがベースにある感じを受けた.その上に哲学的説明が加えられる. 直観知によって把握したものと神への愛が結びつくプロセスが良かった.一方で巷にある,「神は世界であり,世界は神だ」という考え方が,無神論であるという批判とその議論については無意味だなと思った.「神即自然」は当たり前のことすぎて,議論の余地がない.そこに議論の余地を見出してこねくり回すことこそ,無神論のばかだと思う.スピノザのように,信仰と生活の体系を公理と定理を使って構築することに憧れる.学術の書というより芸術作品に近いんじゃないのと思った.
Posted by
読んでて、面白いところもあるんだけども、でもこれをしっかり理解しようとすると、ここからでは正直、しんどいと思った 入門書、解説書的なものを頼ろうと思う
Posted by
何を言っているのかよくわからない、というのが正直な感想。幾何学的方法に基づき「定理」「証明」が繰り返され、しかもそれが思いついた順に書かれているような感じで全体像が見えづらい。もっとも、このわかりづらさはスピノザ自身も認めているようで各章の最後にまとめがある。それによって何をど...
何を言っているのかよくわからない、というのが正直な感想。幾何学的方法に基づき「定理」「証明」が繰り返され、しかもそれが思いついた順に書かれているような感じで全体像が見えづらい。もっとも、このわかりづらさはスピノザ自身も認めているようで各章の最後にまとめがある。それによって何をどう考えていたのかがおぼろげながら見えてきたが、それは解説のおかげで何を言わんとしているのかを事前に知らされていたからで、それがなければ読み進めることはできなかった。
Posted by