財団トップの一条と海音寺（表紙の二人です）は犬猿の仲のライバル同士。とある事件から手を組むことになって……という王道展開ではありますが、この二人がＢＬになるわけではありません笑。最初はこの二人がくっつくのかなと期待していたのですが……笑 始終はちゃめちゃコメディで進んでいきます。世の中はホモだらけ。笑　ノンケとゲイの友情？とギャグとのバランスが心地よいです。

サプライズホテル　魔夜峰央　竹書房　バンブーコミックス　ISBN4812453267　562円（税別）　1999年11月27日初版【ストーリー】ビジネス界のライバルで軟派の一条と硬派の海音寺という両極端の男二人がいがみ合いつつ手を組んでトラブルをやっつけていく話。収録内容は下記の通り。表題作『サプライズホテル』からは、ホテル・サプライズのパーティー会場がテロリストに占拠され、一条が海音寺と秘書の桂木の契りを目の当たりにさせられる「Bonds between Young Heroes」、海音寺が女性と見合いする！？ところが相手方から延期の申し出が・・・総会屋への利益供与で逮捕されたと言う。海音寺は調査を始めるが、秘書であり恋人である桂木が連れ去られ・・・「Threatened by Shadows from the Past」、一条と海音寺が利権を争っていたT国に商談にやってきた。事業を自分に委ねようとする一条に不審を覚える海音寺。そこへ革命が勃発。桂木を救出に向かうため王様に協力を依頼したところ交換条件に王様と海音寺が早イカせバトルを行うことに・・・・「The Strangest Battle in the World」、文化が違い厳格なS国の機嫌を損なわないため、海音寺は桂木の代理で一条に秘書の真似事を依頼する。ところが一条が気まぐれでからかい加減に当地の女性に手を出したため、辱められたと彼女が飛び降りをしそうになるから大変・・・一条は償いに自らの体を差し出す羽目に・・・「Crime and Punishment」、精神崩壊しかかっていた一条は、企業連続爆破テロに狙われた海音寺の訃報（早とちりだったのだが）に接して駆けつける。組織ヒルズデビルを探るため一条と殺し屋の榊が潜入した先はニューハーフカフェー・・・「Welcome to the Haunted Castle」 、ヒルズデビルが滅んだことで各国のニューハーフ組織が空白の日本を狙う。持ち込まれた核爆弾を探せ！ニューハーフvsニューハーフ「Life or Death? A Showdown with Fate」、何かにとり憑かれたように発情しまくる桂木。陰陽師を呼び寄せるが・・・「Return of the Evil Spirit」、新しいオリンピックでビジネスを開拓するため一条と海音寺が手土産の美青年片手にIOC会長を訪れた・・・「The Universe is Filled with Love」、天狗の羽団扇で桂木がはまったインチキ教祖の嘘を暴きに教団に乗り込んだ一条だったが・・・「Don’t Lie before God」。他、耽美について語る『ミーちゃんの極楽エッセイ』、描きおろしで一条と海音寺のボケツッコミののほほん漫画『ミーちゃんの極楽４コマ』を収録。【感想】なんでこんなに下ネタが多いんだ・・・と初読の時は愕然としましたが、さすがに繰り返し読んでいると慣れてきました（笑）「麗人」に連載されてたんですね〜。そこでもさすがに異色だったのでは（笑）キャラクターが好きです。一条と海音寺。雰囲気的にはヒューイットとバンコランのような感じかな？ほんとは二人にもっとラブラブになって欲しかったけど・・・この距離感が余計そそるかも。馬鹿馬鹿しいことをやっているのにキャラクターが無駄にカッコよくて いい(≧∇≦)b （褒めてるのか？）オリンピックの「The Universe is Filled with Love」が好きですね〜〜。海音寺動揺してるし！（笑）続きがあれば是非読みたい作品ですが・・・・。