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現象学は“思考の原理"である
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現象学は“思考の原理"である
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商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
この世には絶対的な本質は存在するはずなのだけど、人の目を通す限りは確認することができない。誰かが本質を語ったとしても、それは主観の域を脱することができない。本質は見えないとしても、突き詰めて考えた人間同士でその主観が一致することはよくあり、それが普遍。そのような普遍は多種存在し、...
この世には絶対的な本質は存在するはずなのだけど、人の目を通す限りは確認することができない。誰かが本質を語ったとしても、それは主観の域を脱することができない。本質は見えないとしても、突き詰めて考えた人間同士でその主観が一致することはよくあり、それが普遍。そのような普遍は多種存在し、各々いる領域で「これこそが本質だ」と誰しもが考えるため、信念の対立が起こる。信念はバラエティに富んでおり、それぞれの信念の間には優劣は存在しないということを前提として、もっと互いに認め合えればと述べられていた部分にはっとさせられた。
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体験や認識そのものについての記述と捉えている現象学ですが、本書を読んでいろいろと考え変わりました。 フッサール『イデーン』の解説から始まり、ヘーゲル、デリダ、ウィトゲンシュタインと様々な視点を現象学の立場から眺めていく構成が斬新でたのしい。 まず、その思想がどういった思想なのか...
体験や認識そのものについての記述と捉えている現象学ですが、本書を読んでいろいろと考え変わりました。 フッサール『イデーン』の解説から始まり、ヘーゲル、デリダ、ウィトゲンシュタインと様々な視点を現象学の立場から眺めていく構成が斬新でたのしい。 まず、その思想がどういった思想なのかを説明したのちに、現象学としてその思想を捉えるというわかりやすさも手伝ってあっという間に読み終えてしまった。 「現代言語哲学の挫折」の章は、なんとなくモヤモヤしていた言語・分析哲学へのモヤモヤが一気に晴れていく感じで爽快。
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とても気に入った前回の「言語的思考へ」と同じ著者の 比較的新しい本。基本的スタンスや述べていることは同じ なのだが、少しだけ考えや哲学的作業が進んでいる感じ。 これからの本が楽しみである。
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