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ローワンと伝説の水晶 リンの谷のローワン3

エミリー・ロッダ(著者), さくまゆみこ(訳者), 佐竹美保

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あすなろ書房/
発売年月日 2002/01/30
JAN 9784751521137

ローワンと伝説の水晶

¥1,540

商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

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2023/05/26

ローワンシリーズ三作目。 古い約束を理由に別の集落へと赴く話。 古い約束とか、家とか、そのために命の価値などないとか。あるあるで。 三氏族から長を選ぶためによんどいて毒だ刃物だが出てくるってのはかなり余裕があるのか恐怖が薄れたせいなのか。 今回も一つの予言を元に行動していくのだけ...

ローワンシリーズ三作目。 古い約束を理由に別の集落へと赴く話。 古い約束とか、家とか、そのために命の価値などないとか。あるあるで。 三氏族から長を選ぶためによんどいて毒だ刃物だが出てくるってのはかなり余裕があるのか恐怖が薄れたせいなのか。 今回も一つの予言を元に行動していくのだけれど、サイクルというか輪の中にある毒と薬の物語も感心したことの一つ。

Posted by ブクログ

2023/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ローワンシリーズ第三弾!今回も面白かったが同時に恐ろしく不可思議な部分もある作品だった。  今回も前回と同じく異なる価値観を持つ別の民族が関わってくる。しかし前回よりもさらに深刻な断絶、すなわち主人公の疑いと怒りが今回の同行者マリスの民に向けられているのである。そしてある程度打ち解けても、理解できない部分はある、という部分がとても興味深い。  彼らのやり方が良いのか悪いのかなんて理解は判断できない。そういう部分が異文化交流?を描く本作の真摯さと言えるだろう。特にマリスの民の狡猾さや残酷さ、個人の犠牲に躊躇のない部分に関しては特にフォローも乏しめもない。そして最後に明かされる水晶の謎も見ようによっては生贄のようなもので良い感触を受けるものではない。しかしこれらは必要なものでもあるし尊重すべき文化でもある。これに対し何を考えるかは人それぞれだが、私はそれでも読者それぞれがどう受け止めるか考えるべきであること、どのような文化でも否定的になってはならないこと、をメッセージとして受け取った。  創作の異民族が描かれる時、主人公側の民族が悪く書かれ、相手が良く書かれる傾向がある気がするが、ローワンシリーズでは両方の民族の悪いところ、良いところがえがかれる点が独特だ。さらに最後にわかりあうのではなくわからない部分もありながら終わるのも特徴的である。別の文化圏と触れ合い共生するというテーマに対する作者の真摯さがよく伝わってくる作品だと言えるだろう。こうしたタイプの作風はともすれば説教臭くなってしまうが、ローワンシリーズは単純な面白さも素晴らしく、この二つが両立している点で素晴らしいシリーズであると感じた。  さて今回の読んでいて面白かったのは2巻分の冒険と経験を経て、今回は儀式の審判役という重要なポジションについていることもあって、ローワンの口調や態度に威厳が伴っているように感じた。前回までとは違い異なる民族の領域におり緊迫感があったことも関係しているかもしれない。しかしこれまでの成長を感じて嬉しかった。  だが一番印象深いのは水晶の力の描写だろう。今までの自分がなくなり水晶と一体化していく感覚、それまで大切だったものが一気に無価値になっていく様は寒気すら感じた。しかも水晶の司となった人物がはっきりと以前の自分がなくなったと発言している。とても恐ろしい描写だ。なによりも恐ろしいのがこの一体化の一部をローワンも行ったということだ。果たして我々が3巻分見守ったローワンは、このローワンなのか?こうしたモヤモヤが残るのも、先ほど示された異文化との交流に対して自分達で考える機会を与えてくれるものだと言えるだろう。

Posted by ブクログ

2019/10/24

甥っ子ちゃんにオススメされたローワンシリーズ第3巻です。 巻を追うごとにもじもじして自信の無かった彼がどんどん成長してゆく様が頼もしく、微笑ましい気持ちになりました。 また、リンの谷を中心とした世界地図が私の頭の中でどんどん広がり、ゼバックの登場さえ待ち遠しくなる始末。 半魚人...

甥っ子ちゃんにオススメされたローワンシリーズ第3巻です。 巻を追うごとにもじもじして自信の無かった彼がどんどん成長してゆく様が頼もしく、微笑ましい気持ちになりました。 また、リンの谷を中心とした世界地図が私の頭の中でどんどん広がり、ゼバックの登場さえ待ち遠しくなる始末。 半魚人の次は誰が、オロチの次はどんな猛獣が登場するのか・・・ワクワクが止まらない~ ミステリとしても冒険ファンタジーとしても楽しめる一冊です。

Posted by ブクログ

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