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ポケット詩集(2)

田中和雄(編者)

¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 童話屋/
発売年月日 2001/10/19
JAN 9784887470248

ポケット詩集(2)

¥1,650

商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2010/05/28

その名の通り、いい詩…

その名の通り、いい詩を集めた本。でも。感じ方は人それぞれなので、Ⅱの方が好きって人もいるかもしれないけど、僕はⅠの方が好きです。

文庫OFF

2023/03/12

高村光太郎「道程」(1914)から茨木のり子「倚りかからず」(1999)まで、24人43篇の近現代詩アンソロジー、3年ぶりの二冊目。たぶんどこかで目や耳にしたことのある作品のほうが多いと思う。 「倚りかからず」はほんとうに好き。

Posted by ブクログ

2022/04/01

日本を代表する多くの詩人たちの詩が網羅されている。若かった頃に好きだった石垣りんさんの「倚りかからず」は入っていたが、残念ながら「表札」はなかった。改めて検索して読み返し書き留めておくことにしました。                        表札             ...

日本を代表する多くの詩人たちの詩が網羅されている。若かった頃に好きだった石垣りんさんの「倚りかからず」は入っていたが、残念ながら「表札」はなかった。改めて検索して読み返し書き留めておくことにしました。                        表札                      石垣 りん 自分の住むところには 自分で表札を出すにかぎる。 自分の寝泊まりする場所に 他人がかけてくれる表札は いつもろくなことはない。 病院へ入院したら 病室の名札には石垣りん様と 様が付いた。 旅館に泊まっても 部屋の外に名前は出ないが やがて焼き場の鑵にはいると とじた扉の上に 石垣りん殿と札が下がるだろう そのとき私がこばめるか? 様も 殿も 付いてはいけない、 自分の住む所には 自分の手で表札をかけるに限る。 精神の在り場所も ハタから表札をかけられてはならない 石垣りん それでよい。 年々いわゆる堅いモノがつくづく嫌になってきた。軽快な雰囲気に惹かれていく。そこで、本作に収められていたイチオシ。                  春の問題                                辻 征夫 また春になってしまった これが何回めの春であるのか ぼくにはわからない 人類出現前の春もまた 春だったのだろうか 原始時代には ひとは これが春だなんて知らずに (ただ要するにいまなのだと思って) そこらにやたらに咲く花を ぼんやり 原始的な眼つきで 眺めていたりしたのだろうか 微風にひらひら舞い落ちるちいさな花 あるいはドサッと頭上に落下する巨大な花 ああこの花々が主食だったらくらしはどんなにらくだろう どだいおれに恐竜なんかが 殺せるわけがないじゃないか ちきしょう などと原始語でつぶやき 石斧や 棍棒などにちらりと眼をやり 膝をかかえてかんがえこむ そんな男もいただろうか でもしかたがないやがんばらなくちゃと かれがまた洞窟の外の花々に眼をもどすと・・・・・ おどろくべし! そのちょっとした瞬間に 日はすでにどっぷりと暮れ 鼻先まで ぶあつい闇と 亡霊のマンモスなどが 鬼気迫るように 迫っていたのだ 髯や鬚の 原始時代の 原始人よ 不安や いろんな種類の おっかなさに よくぞ耐えてこんにちまで 生きてきたなと褒めてやりたいが きみは すなわちぼくで ぼくはきみなので 自画自賛はつつしみたい      

Posted by ブクログ

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