商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所/ |
発売年月日 | 1996/11/18 |
JAN | 9784894560499 |
- 書籍
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三国志(1の巻)
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三国志(1の巻)
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商品レビュー
4.4
31件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ついに北方三国志に手を出しました。 1巻からとても面白いです、曹操と劉備がかっこよく、呂布のただ単に強いというもの、かっこよく、漫画を読んでいるのかと思うほどサクサク読めました。 全ての感想は最終巻に書きます。 これからがとても楽しみです
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三国志を読み直そうと思い久しぶりに手に取った。劉備、曹操、孫堅の三陣営と長安の董卓の動きの描かれ方が分かりやすい。面白くて一気に読みたいような、少しずつ読み進めたいような微妙な気持ちで読んだ。
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通して読んだ感想。 男くさい!かっこいい! さすがハードボイルド作家。 演義をネタ元にせずに、陳寿の正史を元にしたとのことで、吉川三国志のようにところどころ変なエピソードが混ざらないので、リアリティ感がある。 桃園の儀や、関羽千里行などがないし、赤壁の戦いは連環の計...
通して読んだ感想。 男くさい!かっこいい! さすがハードボイルド作家。 演義をネタ元にせずに、陳寿の正史を元にしたとのことで、吉川三国志のようにところどころ変なエピソードが混ざらないので、リアリティ感がある。 桃園の儀や、関羽千里行などがないし、赤壁の戦いは連環の計や孔明の祈祷のおかげではなく、あくまで周瑜の戦略の勝ちとしている。出師の表なんてさらっと流してしまう。 主な登場人物の性格付けも大きく異なる。特に違うのは呂布。 吉川三国志ではおつむの足りない横暴者で、貂蝉の色香に惑わされて身を亡ぼすが、北方三国志ではものすごくかっこいい。ストイックな武人だ。戦いの中に生涯身を置き、技を極めんとする剣豪のような描かれ方。宮本武蔵も真っ青。呂布の物語だけで北方三国志を読む価値はある。 呂布の指揮した騎馬隊は最強を誇り、無敵だった。並外れた指揮の手腕がなければ精強な部隊はつくれない。ただの暴れん坊では無理なことだ。 呂布の次にかっこいいのは曹操。何度も崖下に落とされたような敗北をするのに必ず這い上がる。勝利に対する執念がすごい。 序盤の見せ場は袁紹を盟主にした太平道討伐軍での活躍。名門を笠に着て一向に動こうとしない袁紹と他の豪族たちに業を煮やした曹操は手勢の五千だけを率いて戦いに挑むが、散々に打ち負かされる。しかし曹操は義のために軍を起こしたにもかかわらず、我に固執する面々に向かって堂々と宣言する。 「私は闘って負けた。そして、諸君は闘わずして負けたのだ。私は闘わずして負けた諸君に、訣別を告げる!」 自らの運命は闘いによってのみ切り拓くこと天下に宣言した名場面。 この場面のせいで、その後の劉備が茫洋とした人物にしか見えなくて困った。 劉備は相変わらず徳の人として描かれてはいるが、そこには計算して徳の人を演じている姿がある。そうしなければ乱世を生き抜けないとのしたたかな戦略があった。張飛もただの馬鹿じゃない。寝首を掻かれて死んでしまうようなアホな死に方もしない。英雄らしい死に方をする。関羽は・・・あまり活躍しない。 孔明は・・・ たぶん著者が孔明にそんなに共感をもっていないのか、吉川三国志のような哀感漂う描き方はしていない。むしろ冷徹。最期は抒情的で美しかったけど・・・ 軍師より武人を書くほうが好きなんだろうと思う。 ああ、でも読んでよかった。 吉川三国志しか読んだことがない人には、北方三国志もぜひ読んでほしいと思う。
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