- 書籍
- 書籍
海の教場
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
海の教場
¥990
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.5
42件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
45歳メタボ中年男の桃地政念は、肝臓がんで余命一年を宣告された女性ヘリ操縦士のシングルマザー彩子を追って、舞鶴にある海上保安学校の教官に。 命と向き合いながら、彩子や学生たちに寄り添う日々、熱くて真っ直ぐな桃ちゃんに何度も涙してしまった。五森祭での桃ちゃんの『私の主張』は、圧巻! 彩子の夫だった当真の死、罪悪感、そして死者に対する決別と彩子へのプロポーズ。彩子も悠希も後悔することなくてよかった。 涙だけでなく笑いも随所にある良書だった。
Posted by
海上保安官になるための海上保安学校。 舞鶴にあるそこへ、どうしてもそばにいたい人のために本庁から転勤願いを出した主人公の桃地。 慣れない教官職、余命一年と宣告された大切な人とその息子。 桃地の決意と熱意のつまった約1年間の話。 海上保安官という職業、知っているようでよく知らない...
海上保安官になるための海上保安学校。 舞鶴にあるそこへ、どうしてもそばにいたい人のために本庁から転勤願いを出した主人公の桃地。 慣れない教官職、余命一年と宣告された大切な人とその息子。 桃地の決意と熱意のつまった約1年間の話。 海上保安官という職業、知っているようでよく知らない。 なので、とても興味深く読み進めた。 海の国境付近で監視するということは、少しの判断ミスからでも戦争になりかねないということ。 戦争にならないように監視することで、国民の平和を維持しているのだということ。 災害時には、生存者を助けることももちろん、亡くなった方を還すことも大事な職務の一つであること。 心身ともにキツく大変な仕事なのだな、と改めて思った。 余命宣告を受けた大切な人、彩子。 彼女は優秀なヘリのパイロットであり、シングルマザーでもある。 彼女とその息子との関係も、胸熱だった。 そして、何より教官と学生達との関係が、胸熱過ぎる。 互いを信頼し尊敬し、次第に心を許していく様は、読んでいて気持ち良い。 興味深くも胸熱な展開で、良い話に巡り会ったと思った。
Posted by
皆さんのレビューを見て読んでみたくなりました。 海上保安官ながら今や中年メタボで主に事務系の職務につく冴えない桃地と、海上保安学校時代の憧れのマドンナでその後颯爽と救難ヘリを操り女性海上保安官の道を切り拓いて来たシングルマザーの彩子、その息子の悠希。彩子が余命1年との告白を受けて...
皆さんのレビューを見て読んでみたくなりました。 海上保安官ながら今や中年メタボで主に事務系の職務につく冴えない桃地と、海上保安学校時代の憧れのマドンナでその後颯爽と救難ヘリを操り女性海上保安官の道を切り拓いて来たシングルマザーの彩子、その息子の悠希。彩子が余命1年との告白を受けて桃地が舞鶴の保安学校の教官になるところからの、彼等と桃地の教え子、同僚達との波瀾万丈な中でも濃密な人間関係が紡がれていく1年間の物語。 其々悩みを抱え理解し合えずに苦しみながらも、最後は自分を曝け出すところから解決の糸口が見つかり信頼関係が築かれて行く様は、清々しく感動的でした。 桃地の相手に一歩踏み込んだ思い遣りっぷり、第五分隊五班メンバー(望月、金城、平牧、成瀬)達の「バカでアホですぐに裸になるやんちゃ坊主たち」っぷりが爽快だった。
Posted by