1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

ペガサスの記憶

桐島洋子(著者), 桐島かれん(著者), 桐島ノエル(著者), 桐島ローランド(著者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥1,980

¥990 定価より990円(50%)おトク

獲得ポイント9P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

5/12(日)~5/17(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2022/06/14
JAN 9784093888608

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

5/12(日)~5/17(金)

ペガサスの記憶

¥990

商品レビュー

3.7

24件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三菱財閥の一族の1人として育った筆者。舞台は上海、葉山、東京と次々移り変わる。勤務先の文藝春秋には仮病で2ヶ月の休暇をとってる間に第一子かれんを出産。第二子ノエルは世界一周旅行終盤の船上で出産。第三子はベトナム戦争従軍記者として日本を離れいる間に..。そして、3人すべてアメリカ海軍中佐との隠し子なのだから、筆者の人生そのものが小説より奇なり、の面白さ。至って真面目で、大胆不敵。聡明で驚くばかりの行動力。 この小説は前半は桐島洋子の回顧録、後半は筆者洋子の3人の子どもたち、かれん、ノエル、そしてローランドの3人の手記から成っている。子どもの立場から見た親の姿の描写が親である私として、大変面白い。 編集者、文筆家であり母親でもあった洋子の真実と、3人の子どもたちから見る真実。人間として母をリスペクトしそれぞれが母親を支える姿は、複雑でありながら美しいと思う。 常識に囚われて、べき論を掲げてしまう母親である自分に恥ずかしくなりながら、彼女の型破りな行動力と桐島家という血筋に羨ましくもなる一冊。

Posted by ブクログ

2023/10/29

大学合格祝いのコンポステレオとともに上京した私には、そのカタログの表紙の桐島かれんさんは、憧れの都会の少女でした。 媚びない、アンニュイな表情。 有名な御一家、きっと煌びやかな日々に違いないと、想像していた人も、ひとりの少女として沢山のことを感じながら暮らしていたのだ、と。 桐島...

大学合格祝いのコンポステレオとともに上京した私には、そのカタログの表紙の桐島かれんさんは、憧れの都会の少女でした。 媚びない、アンニュイな表情。 有名な御一家、きっと煌びやかな日々に違いないと、想像していた人も、ひとりの少女として沢山のことを感じながら暮らしていたのだ、と。 桐島洋子さんのファンとしても読み始めたこの本には、表紙の写真通り、家族の想いがいっぱい詰まっていました。

Posted by ブクログ

2023/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「聡明な女は料理がうまい」という素敵なタイトルの著書があることくらいしか桐島洋子を知らないのだが、家族ぐるみで書いた最新刊が出たということで、内容も知らないまま読んでみた。 驚いた。 前半は完全に桐島洋子の自伝である。想像もつかないほどのお嬢様として育ち、戦後ありえないほどの没落を経験し、都立駒場高校から文藝春秋に入って活躍するも婚外子の極秘出産を重ねるため退社、世界一周の末帰国前夜の船上で第二子を出産……とても一人の人間のうえに起こった事実とは思えない経歴である。時代性もあったとはいえ、生粋のヒロイン体質といえるであろう。そのうえとにかく筆が立つので自分自身のことを面白おかしく書き作れるのであるから、なまじなドラマを観るよりも断然面白い。 ところが物語はその第二子誕生でブッツリと途切れてしまい、そこから先は3人の子供たちによるリレーで話が進むのである。それぞれに有名人な子女ではあるが、とても母のようなヒロイン気質でもなければカリスマ性もない。物語は淡々と進み、それなりの山や谷はあるもののカタルシスは特にないまま、現在へと至る桐島洋子とその家族の物語が語られていく。 これはいったい何? キツネにつままれたような気持ちで「あとがき」にたどり着いた時、はじめて事情がわかった。桐島洋子はアルツハイマー型認知症となり、症状の進行により連載が続けられなくなったため、その続きを子供たちで書き継いだということなのだそう。 病気は不可逆であるからこういう形しかなかった、いや、こういう形ででも前半をそのまま読める形で世に出たのは良かったとは思うが、最後まで桐島洋子の筆で読みたかったというのが正直なところではある。ただその場合は、子どもたち、特に桐島かれんが書いていたような母への愛憎や葛藤はなかなか読み取れない内容になっただろうし、物議を醸した結婚相手との経緯もおそらく全く違った形で語られたであろう。子どもの立場からの客観的な描写を知った後だと、さらに、桐島洋子自身がこの時期をどう書いたかにとても興味が湧くのであるが、これは無い物ねだりかもしれない。 ちなみに、子どもたち3人の文章のうち、上ふたりはまあフツーの文章なのだが、末っ子長男ローランドの文章はなぜかメチャメチャ日本語のうまい外国人のしゃべり口を彷彿とさせた。ピーター・バラカンとかパトリック・ハーランとか。この部分だけ口述筆記だったのかなあ。どうでもいいことでした。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品