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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/04/04 |
JAN | 9784041109076 |
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八月の母
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八月の母
¥990
在庫あり
商品レビュー
3.9
108件のお客様レビュー
著者を知らない状態で読んだら、湊かなえの作品だと思ってたはず。湿気のあるイヤ〜なドロドロ具合がとても気持ち悪くて最高(褒めてる)だった。 店長がバカすぎて〜を書いた人が書いたとは俄に信じがたい笑
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重かった。また毒母もの エリカは無責任な毒母と男たちの犠牲者 娘が負のスパイラルを断ち切れてよかった…。 胎児の遺棄や、虐待事件は 断ち切れなかった人たちが起こしているんだろうな、と思った。 そして他の方のコメントで、愛媛県伊予市で2014年実際に集団暴行での殺害事件があ...
重かった。また毒母もの エリカは無責任な毒母と男たちの犠牲者 娘が負のスパイラルを断ち切れてよかった…。 胎児の遺棄や、虐待事件は 断ち切れなかった人たちが起こしているんだろうな、と思った。 そして他の方のコメントで、愛媛県伊予市で2014年実際に集団暴行での殺害事件があったことを知り、調べると 「市営住宅の一室で長女や長男、出入りしていた少年らとともに暴行を加え、傷害致死や死体遺棄などの罪に問われた住人の無職の女(37)」 いい歳して本当に何をやってんだ… 物語中に「ガキのまま母親になった女」とあったが、それを生み出したのもまたそのような女。 本当に美容師になりたかった被害者、かなりオマージュされていたんだなあ。
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早見和真さん「イノセントデイズ」に続き2作目。 「イノセントデイズ」が自分にとって五本の指に入る名作だった為、こちらも期待していた作品。なにしろ「イノセントデイズ」を越える作品をと作者がテーマに掲げたと読み、これは読まずにはいられない。 今作品は愛媛県伊予市が舞台。 2014年...
早見和真さん「イノセントデイズ」に続き2作目。 「イノセントデイズ」が自分にとって五本の指に入る名作だった為、こちらも期待していた作品。なにしろ「イノセントデイズ」を越える作品をと作者がテーマに掲げたと読み、これは読まずにはいられない。 今作品は愛媛県伊予市が舞台。 2014年に実際に起きた集団暴行殺人事件がベースとなっている作品。 どことなく引っ掛かる共通点が以前に読んだ「母という呪縛、娘という牢獄」と全体の不穏さが酷似している。 親娘三代、それぞれ壮絶な幼少期を過ごす。時代背景が年代毎に違うのだが、地方の田舎町特有の閉鎖的空気感、女性の持つ劣等感等は美智子、エリカの母子二代には共通する。 圧倒的なネグレクト、暴力、教育不足による常識的秩序の無さ、何人もが奔放と無法と自由の区別もつかず紘子は短い命を遂げる。悲惨だ。 皆が被害者づらするのも意識と秩序の薄さからくるもので自分を守る為の手段を肯定するために被害者ぶってしまう。 家族というテーマ、親子という絆、苦しいほど表現されていた。 その連帯性は状況状況で良い悪いが多く、正直どうすればよかったのかすらわからない。 今の段階では上手く自分の考えをまとめられない。 この三代に渡る負のスパイラルはどこかで誰かが切れたように思うが、周囲に寄り添う男たちも食い物にするか、もしくは渦に巻き込まれてしまい最終的に逃げてしまう。彼女達の意思ではできなかったのだから、どこかで誰かが救い上げてあげていれば最悪の事態は起きなかったのかも。 事件を機に陽向が解放され、奇しくも紘子が描いた陽向の未来の助けになるとは。 「八月の母」「イノセントデイズ」最終的に比べるものではないなと感じている。どちらも考えさせられ、どちらも深く揺さぶられる作品だったと。
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