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甘夏とオリオン 角川文庫

増山実(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/02/22
JAN 9784041120545

甘夏とオリオン

¥330

商品レビュー

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2023/09/09

落語家の師匠が突然失踪する話。落語を生で聴いてみたい、まだ出来ていないまま。いくつも心に残る言葉があった。 一人でできる、思いっきりアホがやれる。それが噺家。 描写が迫る、感動的な場面、『宿替え』。 この世界も、捨てたもんやない。ワットアワンダフルワールド。byルイ・アームス...

落語家の師匠が突然失踪する話。落語を生で聴いてみたい、まだ出来ていないまま。いくつも心に残る言葉があった。 一人でできる、思いっきりアホがやれる。それが噺家。 描写が迫る、感動的な場面、『宿替え』。 この世界も、捨てたもんやない。ワットアワンダフルワールド。byルイ・アームストロング。 オリオン座を知らない甘夏。人間にとって、無知は罪やで、の言葉。 本来は見えへんもんを、見えるようにする。それが文化とか芸能である。 見えへんもんを見えるようにする。それが、落語家の仕事やで。 人を笑う噺が落語。だがそれは否定ではなく、『存在』の肯定。 『代書』、朝鮮人が出てくる噺。 みんな、何かを待っている、というミヤコさん。泣きそうや。深夜の銭湯での落語会。 待つって簡単じゃないし、受け身じゃない。勇気がないと、人は待てない。 見えないものを見えるようにする、そんな落語家が増えていく、のかな。

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2022/11/28

人はいつだって、誰かを待っているんやね。 大阪の下町、玉出の銭湯に居候する駆け出しの落語家・甘夏。彼女の師匠はある日、一切の連絡を絶って失踪した。師匠不在の中、一門を守り、師匠を待つことを決めた甘夏と二人の兄弟子。一門のゴシップを楽しむ野次馬、女性落語家への偏見――。苦境を打開す...

人はいつだって、誰かを待っているんやね。 大阪の下町、玉出の銭湯に居候する駆け出しの落語家・甘夏。彼女の師匠はある日、一切の連絡を絶って失踪した。師匠不在の中、一門を守り、師匠を待つことを決めた甘夏と二人の兄弟子。一門のゴシップを楽しむ野次馬、女性落語家への偏見――。苦境を打開するため、甘夏は自身が住んでいる銭湯で、深夜に「師匠、死んじゃったかもしれない寄席」を行うことを思いつく。寄席にはそれぞれに事情を抱える人々が集まってきて――。

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2022/04/07

(ネタバレあり) 落語家の師匠・桂夏之助がある日、いなくなった。 心置きなくバカを演じられる面白さに魅了されて、弟子入りした甘夏を軸に、同じ一門の小夏、若夏の3人の成長物語を描く。 師匠はラストまで戻らぬままのストーリー展開だったり、若夏の家族が水俣出身であることの葛藤が加...

(ネタバレあり) 落語家の師匠・桂夏之助がある日、いなくなった。 心置きなくバカを演じられる面白さに魅了されて、弟子入りした甘夏を軸に、同じ一門の小夏、若夏の3人の成長物語を描く。 師匠はラストまで戻らぬままのストーリー展開だったり、若夏の家族が水俣出身であることの葛藤が加わったりだが、落語の修行世界を明るく描いているので、読みやすかった。 落語好きにもオススメの1冊。

Posted by ブクログ

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