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女の子の謎を解く
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商品レビュー
3.3
21件のお客様レビュー
「女の子の謎を解く」shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/978430… くううう、タイトルが女の「子」になってる時点で気づけわたし。ロリコンとフェティッシュの違いも解ってない感じだし、自説に合うサンプルを並べてるだけじゃん 秋元プロデュースが行き当たりば...
「女の子の謎を解く」shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/978430… くううう、タイトルが女の「子」になってる時点で気づけわたし。ロリコンとフェティッシュの違いも解ってない感じだし、自説に合うサンプルを並べてるだけじゃん 秋元プロデュースが行き当たりばったりという話はおもしろい
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女性が宝塚やBLにハマる理由には納得。 「男性にはキャーと黄色い歓声をあげることはもはやできないが男装した女性にはいとも簡単にキャーと黄色い歓声をあげられるのである」 「異性愛主人公ヒロインに屈折を感じてしまう女性たちにとっての桃源郷」 トーマの心臓についての考察は、おっさんに...
女性が宝塚やBLにハマる理由には納得。 「男性にはキャーと黄色い歓声をあげることはもはやできないが男装した女性にはいとも簡単にキャーと黄色い歓声をあげられるのである」 「異性愛主人公ヒロインに屈折を感じてしまう女性たちにとっての桃源郷」 トーマの心臓についての考察は、おっさんには難しくて読み飛ばした。
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タイトルだけみて、「フェミニズム的な本なのかな?」と思ったけど、そういうフェミ的発言ていうか、男女平等云々という話方は一切でてこない。 単に、女の子が登場するマンガ、映画、ドラマ、小説を分析し、どういう時代にどんなヒロインがどんな風に描かれていたか、という話。まぁ、批評というか。...
タイトルだけみて、「フェミニズム的な本なのかな?」と思ったけど、そういうフェミ的発言ていうか、男女平等云々という話方は一切でてこない。 単に、女の子が登場するマンガ、映画、ドラマ、小説を分析し、どういう時代にどんなヒロインがどんな風に描かれていたか、という話。まぁ、批評というか。でも、上から目線ではなくて、著者が楽しんで、思ったことをぶわ~っと書いているという印象でした。 『源氏物語』から、『アラジン』、『ルパン三世』の不二子ちゃん、『風の谷のナウシカ』や『風と共に去りぬ』→ヒロイン像の変化 『カードキャプターさくら』『タッチ』の南ちゃん、『ノルウェイの森』の緑や、『逃げ恥』のみくりなど。→ケアする立場として描かれていること。ただ、男性をケアするのは女性とされがちだけど、同性の友人をケアするのを楽しむ女性。男性をケアしつつ、自分も活躍する。家事が無償化されるのは「愛の搾取だ」というのは、『逃げ恥』での大きなテーマだったことなど。 『となりのトトロ』『アナと雪の女王』など。→姉妹ヒロインの比喩。姉が母的存在になってしまう。 『シンデレラ』『あしながおじさん』『魔女の宅急便』など。→シンデレラストーリーだけど、結婚=幸せではなくなってきていて、働く女性=幸せという構造の変化。 まだ自分では咀嚼しきれていない部分もあるので、印象に残ったことを。 男女逆転の物語で『大奥』の話が出てくるんやけど、「子どもを生むためだけの性」としての価値しか与えられてこなかった女性の苦しみがね。『大奥』の最後に描かれてるそうです。今年の秋に続編が放送されるドラマを楽しみにしてまちます。(コミックを読んでない私) あと、AKB48や欅坂、乃木坂、日向坂46とかの分析も、ほえ~と関心しながら読んでしまった。そもそも個人的にこの辺りの芸能事情にあまり興味がないので、彼女たちの歌ってる歌詞に着目したことがなかったんやけど、秋元康のプロデュース力のすごさを今さらながら感じました。 あと、昭和のドラマといえば、「結婚しない娘」が登場するホームドラマ。そもそも、「結婚しない息子」があたたかいホームドラマにはならんのよな。娘が結婚を拒むのは、結婚してしまったら、自分は嫁ぎ先の、夫の「母」なってしまうことを知ってるから。 こういう部分を、フェミニズムだったら、女性が女性として生きることより家父長制度のなかで、その家の「母」となり、自分の名前で呼ばれることもなくなり、○○ちゃんママと呼ばれ、家事・育児をし、親の介護をし、、、とさらに突っ込んでいくと思う。でも、そこまで突っ込んで書かずとも、なんとなく、ああ~、そうやねぇ、という共感というのかな、はっきり言葉にしなくとも、「女の子」の扱われ方ってそうやんな、って思う。 終盤は、2010年以降のシスターフッドの物語や、母娘の問題が浮き彫りになってきた時代背景を説明しつつ、ドラマやマンガを紹介。 その辺りも、フェミニズムで取り上げられる話題。 あのね、フェミニズムっていうと、みんな構えるんやけど、わざわざ構えなくても、これって女性として生きてるから抱える気持ちで、男性として生きてたら考えないよね? ってことが日常に散乱してると思う。それを、ちゃんと時代や社会構造なんかの背景と照らし合わせて学問として説明しようとしてるのがフェミニズムなんかもしれんけど(ちょっと雑な説明であることは分かってる)、別にフェミニズムという言葉とか使わなくても、これっておかしくない? にドラマやマンガを通して気付けるってだけでもいいと思うんよね。 著者は、1994年生まれなので、かなり「 女らしさ」が緩和してる時代かもしれない。いや、緩和というか、昭和生まれの人より「こうあるべき性」に捕らわれていない世代だと思う。それでも、これは家父長制の影響とか説明してると、「おかしい」と思うアンテナが発達してる世代なのかなとも思う。(単に知識があるってだけかもしれん) ドラマやマンガ、小説などを分析するのが好きな人は、ただそれだけを楽しみながら読めると思う。私も読み返したい本や、ただの恋愛もんやろっと思ってスルーしていた漫画があり、読んでみようと思う。 しかし、最近村上春樹を読んでないし、昔読んだ本(「海辺のカフカ」とか)の記憶があやしい。読み返すのも良いな。
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