図書室でふらっと見つけた著書。群ようこさんの別の著書を読んだことがあるのだが、それがなんだったかは思い出せない。 タイトルを見た瞬間に「これは引き算に関する本だ！」と直感が私に伝えてきて借りてみた。 直感は当たっていて、モノやコトに対する考え方を述べていて、改めてわたしも身近にあるモノやコトを見直してみるきっかけになった。 特に「結婚」「言葉」「必要のない付き合い」について述べているところは、共感と今一度自分を省みる点が見つかった。

　群ようこ「しない。」、2018.6刊行、2021.7文庫化。16篇のエッセイ集。①通販で猫関係の買い物を。そのためにクレジットカードを。②携帯電話は持たない。固定電話の子機で。その後、愛猫のためにスマホを（タクシー予約）パソコンは有り。③ポイントカード不要　④電子マネーはスイカとPASMO　⑤SNS利用、ブログはなし　⑥温水洗浄便座が破損し水が噴出して大慌て。物の寿命に注意。家の中は危険がいっぱい。

#読了 2023.7.19 著者がいろんな経験や情報収集、試行錯誤しながら辞めたり距離置いたりしてるものの話。あっさりした文章で読みやすい。 人の感情は興味あるけど、人が感情的にならずに取捨選択しているものにはあまり興味がないのかもしれないなぁと思った。★2ってのはたぶんそういうことなのかな。 群ようこさんの小説読んだことないので、読んだらまた本書の見え方も変わるのかなぁ。 結婚せず、お子さんもいないらしいのだけど、なんだか自分のことを自分のことだけで判断できる生活が羨ましいなぁと単純に思ってしまった(笑)(現在3歳児ママしております)私も結婚するまではバリバリ仕事するタイプだったので、結婚しないという人生もあったなぁって改めて思う。まだまだ朝までカラオケしたいし、夜更かしして夕方まで寝てる日があってもいいじゃない。結婚・出産はひとつの経験ではあるけどなかなかしんどいわね。 私のライフステージがまた違えば、違う読み方ができたかもしれないなぁと思う。この本を読むには、今の私は疲れ過ぎてるね。 自分ができることはみんなできると思ってたってのは少し共感した。運動神経とか絵を描くと人前で話すとか分かりやすい能力は人によって差があるのは理解してたけど、努力は誰でもできるじゃん？って思ってた。けど、努力すらできない人がいるんだなぁってのは30歳くらいでようやく気付き始めた。他の能力差とは違って努力の部分は性格にも影響大きくて、合わない人が多かったから距離置いてたけど。 あと殿方選び( )にも思ったかなぁ。自分が年収600万くらいだから少なくともそれくらい稼げる人がいいというか、それ以下だと頼りないというか。仕事できない人とは付き合いたくないなぁっていう(笑)自分がそんなに仕事できるタイプじゃないと思ってた分だけ、同じくらいは稼げないとちょっと社会人としての市場価値的にどうなの？とか思っちゃってたww嫌なオンナぁ〜w 自分をどう評価してるかでも人への期待値って変わるよなぁと思った。うつ病やってから自分への評価が緩くなってからは、人への期待も緩くなって生きやすくなった気がするね。自分なりのラクな生き方って大事ね。 ◆内容(BOOK データベースより) 決めつけず、縛られず。自分なりの取捨選択で、身軽でラク、豊かな暮らし。心地よい日常を呼ぶヒント満載エッセイ。