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名画で読み解く プロイセン王家12の物語
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名画で読み解く プロイセン王家12の物語
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商品レビュー
4.1
16件のお客様レビュー
シリーズだと知らずに買ったので、他の五冊もあわせて読みたいと思います。 ヨーロッパの本を読むのは二回目です。(前回はレミゼラブル。感動したのを覚えています) カラーで、絵画も多くて楽しめました。 本には教科書に載っていないエピソードが沢山あります。 印象と違った一面を覗かせるこ...
シリーズだと知らずに買ったので、他の五冊もあわせて読みたいと思います。 ヨーロッパの本を読むのは二回目です。(前回はレミゼラブル。感動したのを覚えています) カラーで、絵画も多くて楽しめました。 本には教科書に載っていないエピソードが沢山あります。 印象と違った一面を覗かせることもあり、人物への考え方も変わりました。 もっと勉強してから読むと面白さが増すと思います。
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ドイツ史といえば、フリードリヒ大王とビスマルクでしょうか。ヴィッテルスバッハ家の美女の肖像画も秀逸です。カイゼル髭のヴィルヘルム二世も近代史につながる重要人物です。
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- ネタバレ
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プロイセン王家 ホーエンツォレルン家のお話。ホーエンツォレルン家、ファーストネームがややこしい。フリードリヒとヴィルヘルム以外の名前はないのか?しかも女性にヴィルヘルミーナまでいる。名前の多様性が欲しい。 ポーランドに臣従していた国がポーランドを分割するようになるとは、思ってもみなかっただろうな。 スペイン継承戦争でレオポルト1世がスペインを手に入れるため、プロイセンの兵力を当てにして見返りとしてプロイセンを王国にしたのは知らなかった。 次代の王と先代の王が仲が良い、という例があまりないのも、他の王家と共通している。兵隊王(2代目)と大王(3代目)の仲の悪さは知っていたが、他もあまり良くないように思う。2代目のお妃がゾフアア・ドロテア。アールデンの公女の娘。こちらも母と同じ名前だ。アールデンの公女があまりにも鮮烈に覚えていたので、娘の方はあまり気にしてなかったけれど(兄はジョージ2世になるし)、娘はあのフリードリヒ大王を産むのか…。歴史ってなんだか凄い。 兵隊王とフリードリヒ大王の仲の悪さは有名だけれど(昔のゲイは本当に命懸けだったんだろうなあ)、目の前で処刑って…。フリードリヒ大王の10年我慢も凄いけど。 父がいうところの「笛吹きフリッツ」は多分ホーエンツォレルン家で最も有名な人物になる。恋人と逃亡したときに処刑されていたら、歴史はことごとく変わっていたのだ。大王が凄いのは分かる。運にも味方されている。しかもその運は自分の啓蒙主義から引き寄せた運だ。それでも王妃に全く関心を見出さなかったのは、何だかなあ。父王が死んだ後、離婚したら良かったのでは?久しぶりに会った妻に「マダムはお肥りになられましたか?」って…。 大王の後、甥が後を継いだが、デブの女誑しって…なんというあだ名。これだけなら、愚鈍な王かと思うが、大王から受けた人口、領土を大きく増やした。ドイツ的であれ、と言いながら、フランス語を話していた大王に比べて、アカデミーの会員や劇場の監督をドイツ人に変えた。すこぶる有能。愛人いっぱいで家庭的ではなかったけれど。 1848年、革命の嵐が吹き、ビスマルクが登場する。プロイセン王はドイツ皇帝になり、オーストリアと対決できる位の国となる。しかしビスマルクを辞職させ、第一次世界大戦が起こり、ドイツは共和制となり、王は亡命、ドイツ帝国は終焉する。 今回は知っている絵が少なかったせいか、あまり絵に注目がいかなかった。けれども、歴史がよく分かる話で、とても興味深かった。
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