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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/12/23 |
JAN | 9784101205434 |
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りました。【うらぎゅう】?なんじゃそれ?!な不思議な15の物語。なんだか、沼。はまる。そんな15の物語。『動物園の迷子』『広い庭』『家グモ』が印象に残った。
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⚫︎受け取ったメッセージ 虫のような小さな生き物、匂い、共通して庭も登場する短編15篇。 何か引っ掛かる。何かゾワっとする。 日常に起こりそうな不穏。 生きるということは、いつも不確か。 不確かだからこそ、惹きつけられる。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 私は夫と離婚をす...
⚫︎受け取ったメッセージ 虫のような小さな生き物、匂い、共通して庭も登場する短編15篇。 何か引っ掛かる。何かゾワっとする。 日常に起こりそうな不穏。 生きるということは、いつも不確か。 不確かだからこそ、惹きつけられる。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 私は夫と離婚をする。そのことを両親に報告せねばならない――。 日常の不穏と不条理を浮き彫りにする15編。 芥川賞受賞後初となる作品集、ついに文庫化! 実家へ向かう路線バスのなかで、老人たちがさかんに言い交わす「うらぎゅう」。聞き覚えのない単語だったが、父も母も祖父もそれをよく知っているようだ――。 彼岸花。どじょう。クモ。娘。蟹。ささやかな日常が不条理をまといながら変貌するとき、私の輪郭もまた揺 らぎ始める。自然と人間の不可思議が混然一体となって現れる15編。 目次 うらぎゅう 彼岸花 延長 動物園の迷子 うかつ 叔母を訪ねる どじょう 庭声 名犬 広い庭 予報 世話 蟹 緑菓子 家グモ ⚫︎感想 実家の部屋だったり、借りた家の庭だったり、何が潜んでいるかわからないものに対する畏怖。これらの短編たちから、生物としての人間を強く思わせられる。身近な人であっても不確かさを含んでいる。 ちょっと不穏で不確か、でも描写が克明なので、場面の印象をくっきりと強く感じた。
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著者の本は「穴」、「工場」を既読だが、独特の文体が楽しめた.15の短編集だが、匂いに注目している場面が多いと感じた.記憶していることに匂いが連動していることはよく気が付く現象だと思っているが、著者の感覚の鋭さにも関連しているようだ.蟹やクモに注目しているのも意外性があるが、著者の...
著者の本は「穴」、「工場」を既読だが、独特の文体が楽しめた.15の短編集だが、匂いに注目している場面が多いと感じた.記憶していることに匂いが連動していることはよく気が付く現象だと思っているが、著者の感覚の鋭さにも関連しているようだ.蟹やクモに注目しているのも意外性があるが、著者の感性に触れるものがあるのだろう.現実とは少し乖離した世界を漂うような感触が得られる好著だ.
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