良い意味で胡散臭い、そんな本でした。面白かったです。 文体は発行当時のキリンさんの動画をまろやかにした感じで、ほぼ全項目にイラストが差し込まれていたりと、とても読みやすかったです。小中学生の頃に出会っていたら、夢中になって読んだだろうな。 なぜ評価が低めかというと、著者であるキリンさんの動画が好きなのと、元々都市伝説やら凶悪事件やらの仄暗い情報を集めるのが半ば趣味だったりもするので、書籍内に真新しい情報が皆無と言って良かったのが原因です……。これはオカルトファンゆえですね。この手の本にはつきものですが、誤字も気になったかな。 一視聴者の読書好きとしてキリンさんを応援したかったのと、普段は見られない素の部分が垣間見えるコラムもついていたので、買って後悔はありません。ですが正直なところ、キリンさんは動画で見る方が面白いなという印象でした。 合わせて2の方も積んでいる状態なので、近々読んでみたいと思います。

YouTuberのキリン氏による、「闇」をテーマにした都市伝説・ホラー系雑学（？）本。 内容としては、オカルトブーム全盛期90年代ごろによく出版されていたような、古き良き？　都市伝説系書籍のような感じです。内容も、都市伝説やサブカル、陰謀論などが好きなら聞いたことがある内容が多いと思うので、全体的に懐かしい雰囲気。 キリンさんのYouTubeチャンネルは時々見るのですが、動画のメイン内容と全く関係のない高熱の出た時に見る夢みたいな、支離滅裂なオープニングトークなども魅力だったりするので、それと比較するとあっさりまとまりすぎている印象。動画の方がどちらかと言えば良さが出ているのかなど思います。