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経済学の思考法 稀少性の経済から過剰性の経済へ 講談社学術文庫

佐伯啓思(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2020/11/12
JAN 9784065217740

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経済学の思考法

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2021/05/22

む、難しい... 経済学そのものを考え直させる論文 のっけから、 「経済学は経済を扱うことができない」 とはじまります 経済学は「経済現象」を観察することで成り立つ学問ではなく、経済学の学問に合わせて経済を定義しているとのこと。 つまり、 科学的なもの(観察から普遍的な法則を見...

む、難しい... 経済学そのものを考え直させる論文 のっけから、 「経済学は経済を扱うことができない」 とはじまります 経済学は「経済現象」を観察することで成り立つ学問ではなく、経済学の学問に合わせて経済を定義しているとのこと。 つまり、 科学的なもの(観察から普遍的な法則を見出すもの)ではなく思想的なもの(イデオロギー) としています。 そして、現在の経済学の考え方である「稀少資源の配分」という考え方から「過剰性の原理」という視点で経済現象をとらえようとしています。 経済の拡張をもたらす物は、稀少な資源を使って生産を拡張するのではなく過剰性の処理からもたらされるとのこと。 欲望は過剰性から生み出され、結果、財貨が稀少になるとのことです。 「稀少性の原理」 無限に膨らむ人間の欲望に対して、資源は稀少 市場競争によって、資源配分の効率性をあかめ、技術革新などによって、経済成長を生み出す必要がある 一方、「過剰性の原理」 成熟釈迦においては、潜在的な生産能力が生み出すものを吸収するだけの欲望が形成されない。よって、生産能力の過剰性をいかに処理するかが問題 筆者の主張は 過剰性の原理から市場が成立していて、その市場が稀少性という問題を生み出すとのことです。 なので、稀少性といった見せかけの問題に欺かれるなと伝えています。 うーーん、難しかったけど、なんとなく理解できたような、ちんぷんかんぷんのような... とりあえず、こうやってレビューを書いたことで少し整理ができました(笑)

Posted by ブクログ

2021/03/02

 経済学という科学的な装いをしているが、どうも怪しい学問について、初めて親近感を持って読めた本である。  市場原理主義者が構造改革が必要だとして行った「改革」は悉く日本人の普通の人の自信を奪い、希望を抱くことを諦め、大胆なチャレンジなんて考えない大衆に変えた。  経済学者が言って...

 経済学という科学的な装いをしているが、どうも怪しい学問について、初めて親近感を持って読めた本である。  市場原理主義者が構造改革が必要だとして行った「改革」は悉く日本人の普通の人の自信を奪い、希望を抱くことを諦め、大胆なチャレンジなんて考えない大衆に変えた。  経済学者が言ってきたことのほとんどが、日本人を幸せにしてこなかった。この本は、まずそのことを認めている点がすごい本だと思った。しかも、スミスやケインズの考えていたことの本当をわかりやすく教えてくれる。我々は、スミスこそ市場原理主義者と誤解していたし、ケインズこそ成長至上主義者と誤解している。  そんな私たちに本当の経済学をわかりやすく教えてくれるこの本は価値があると思った。

Posted by ブクログ

2021/02/19

実体経済と理論の関係性を書きだした本書。 経済学の基礎的な部分を知っていないと少し読みづらいかもしれないが、経済学は思想が根本にあって、純粋な意味での科学ではありえない、ということを知れただけでも、有意義な読書となった。 そもそも”市場主義経済”において、経済成長をし続けること...

実体経済と理論の関係性を書きだした本書。 経済学の基礎的な部分を知っていないと少し読みづらいかもしれないが、経済学は思想が根本にあって、純粋な意味での科学ではありえない、ということを知れただけでも、有意義な読書となった。 そもそも”市場主義経済”において、経済成長をし続けることはあり得ないという説明も、現状の先進国を覆っている状況に鑑みると頷けるものである。

Posted by ブクログ

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