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うたの動物記 朝日文庫

小池光(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2020/10/07
JAN 9784022620323

うたの動物記

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2022/10/30
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詩歌と動物の取り合わせというスタイルで日経新聞2008年10月~2010年10月まで連載。朝日新聞出版からの文庫版。前半に動物の性質、行動、歴史性、後半に俳句、短歌、自由詩の紹介と鑑賞でなんとも贅沢な構成。俵万智さんの解説も素敵。 庭さきに雀の頭がうごいてゐるそれを観ながら飯食べてゐる(北原白秋) 「雀は生活の使徒」、他の鳥では表現できなさについての批評。 青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介) 「聴覚でなく徹頭徹尾視覚によるカエルの印象」 円形の和紙に張りつく赤きひれ掬われしのち金魚は濡れる(吉川宏志) 「空中に取り出されてはじめて濡れるのだ、という発見の歌」 マチ擦れば二尺ばかりの明るさの中をぎれる白き蛾のあり(石川啄木) 「煙草の火をつけるとわずかn明かりの中をちっちゃな白蛾が通った。白い蛾は彼の哀しい分身とも映る」 ベンチあり憩へば蜘蛛の下り来る(高浜虚子) 「憩いを共にする、ちょっとした友人の感覚」 ひったりと手をあて窓に貼りついて守宮のごとく君を待つのだ(花山周子) 「恋人のアパートの窓ならぬ心の窓に、ヤモリみたいに貼りついて待つ。大胆不敵でユーモラス」 今まで動物を詠った歌は少ないがちょっとお披露目 公園のベンチに座るちゅんちゅんとすずめの集う台風明けに(ベルガモット)

Posted by ブクログ

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