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そして、バトンは渡された 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2020/09/02 |
JAN | 9784167915544 |
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商品レビュー
4.2
1455件のお客様レビュー
父親が3人、母親が2人、苗字が4回も変わった女の子の話。複雑な家庭。とはいえ、昔のよくある展開ではなくきわめて現代的。お話は淡々と進み、読みやすい。 この物語は、森宮さんと過去の生活の対比でつくられる。最後の「森宮さん視点を描きたい」がためにあったのだと思う。温かな気持ちになり、...
父親が3人、母親が2人、苗字が4回も変わった女の子の話。複雑な家庭。とはいえ、昔のよくある展開ではなくきわめて現代的。お話は淡々と進み、読みやすい。 この物語は、森宮さんと過去の生活の対比でつくられる。最後の「森宮さん視点を描きたい」がためにあったのだと思う。温かな気持ちになり、感動する。 若い世代に、しっかりバトンを渡せる大人だろうか?自問自答。 一方で、視点を変えれば、梨花の自己中に振り回された人たちの物語でもある。それ故、登場人物たちの心中を察すると、とても複雑な気分になる
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梨花さんが言っていた、「明日が二つになる。自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日がやってくる。」というセリフがとても記憶に残りました。自分はまだ結婚もしていないし、子供もいないが、未来が2倍以上に感じるそんな家族を作ってみたいなと思えるような作品でした。
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あくまで物語、お話の世界なのだから野暮な現実と天秤にかけることはナンセンス。 無論わかっちゃいるが、実際問題罪なき子供にオトナが振り回す…って捉えてしまう自分が野暮ったくて仕方ない… ともあれ優子が素直な娘だったから大団円となれたもの。しかしながら親として生きていくに差し当た...
あくまで物語、お話の世界なのだから野暮な現実と天秤にかけることはナンセンス。 無論わかっちゃいるが、実際問題罪なき子供にオトナが振り回す…って捉えてしまう自分が野暮ったくて仕方ない… ともあれ優子が素直な娘だったから大団円となれたもの。しかしながら親として生きていくに差し当たり、どの新しい親も腹のくくり方が甘い気がしました。 子供はアクセサリーや道具に非ず、一人の人間である。ゆめゆめ忘れてはならぬ話。 文句…に聞こえてしまうこれまでの感想だが、ふと思ったことがひとつある。 蛇の道は蛇、餅は餅屋なら人の親なら親に如何なものかと、おっちゃんは実のおっかさんにこの作品を紹介してみました。 半世紀近く親をやっているおっかさん、このお話の優子ポジションはどう思うか?と訪ねてみた。 さすれば不憫でならんと返答が。 そこでおっちゃんが思ったことを、著者に対する庇い立て…になるのか分からないが、伝えてみた。 おっかさんの頃にはおっかさんの価値観・結婚観があっただろうが、今の世には今の価値観・結婚観があるのでは? おっかさんは戦後生まれだが、まだまだ昭和の価値観全開だったであろう。 しかしいつまでもその価値観も続くはずもなく、もののありかた考え方は変化する。 倫理観的にと思っても、今の世ではこのお話の様な出会いと別れは受け入れられている。 即ち、価値観の変化している最中の作品とも言えないか?と。 三島由紀夫が仮面の告白にて“I am ゲイ!” と声高に叫ぶかの作品を世に放つのも、その当時では大きな変化とも言えないか? 少し飛躍した例えかもだが、そんな話をおっかさんとしてました。 あながち遠からずかもしれない、変化する価値観・倫理観の渦中の作品、そんな結論に至りました。 ここまでややこしい事しか書いてないが、おっちゃんが素直にそうだなと思えた表現を記します。 P268、大人はいつも子どもの知らないところで、動いている。 おっちゃんもズルいオトナだと思います… P342、ピザだハンバーグだと旅に出るやつが風来坊じゃなくて、誰が風来坊なんだよ。 森宮の、おっちゃんもこのページ前後はそう思いましたw P351、去ったものに手を伸ばしてもしかたがない。今より大事にすべき過去など一つもないのだから。親が替わっていく中で、私はそれを知った。 優子の強さが凝縮されている一文。 たくましく…やっていけるさ。 何だかんだと書き連ねたが、楽しませてもらいました。 この作品を勧めてくれたおっちゃんの有識者に感謝の意を評します。 ありがとうございました!
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