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追憶の泰安洋行 細野晴臣が76年に残した名盤の深層を探る

長谷川博一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミュージック・マガジン
発売年月日 2020/07/14
JAN 9784943959342

追憶の泰安洋行

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商品レビュー

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2021/09/23

一枚のアルバムについてこれだけの考察ができるなんて。 議論に耐え得る作品ももちろん凄いけれど、そこまでの思い入れを持つことができる、愛情をかけられる一枚があることもちょっと羨ましい。多感な時期に理屈抜きでこの音に出会って衝撃を受けた人たちのことも。 こんなメンバーが同じ時代に同じ...

一枚のアルバムについてこれだけの考察ができるなんて。 議論に耐え得る作品ももちろん凄いけれど、そこまでの思い入れを持つことができる、愛情をかけられる一枚があることもちょっと羨ましい。多感な時期に理屈抜きでこの音に出会って衝撃を受けた人たちのことも。 こんなメンバーが同じ時代に同じ場所でモノづくりをしていたなんて、その運命の力に感動してしまう。 登場する様々なエピソードを何度か読み返していると、音楽というツールを中心に使ってどんな表現ができるか手探りしている若者たちの絵が浮かんでくる気がする。それもずば抜けたセンスの若者ばっかり。 全部が実験みたいなチャレンジだったんじゃないか、と思ったら『泰安洋行』とその周辺の音がよりイキイキと楽しそうに聞こえてきた。 着地点なんて見えないまま作っていたかもしれない。 今も現役で大活躍の彼らの音は、もちろん今も凄いけど、凄いことが定着する前だったであろうこの時代のワクワク感はやっぱり特別。 遅ればせながらこの一冊と一緒に、この時代の音に出会えて良かった!

Posted by ブクログ

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