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屋上で会いましょう チョン・セランの本

チョン・セラン(著者), すんみ(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2020/06/24
JAN 9784750516523

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商品レビュー

4

13件のお客様レビュー

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2024/03/11

韓国における社会や家庭の問題を織り込んでいるのに、重くなく、ポップに軽やかに描かれていて、共感できたり気持ちが軽くなるところが好き。 SFっぽいものやファンタジーっぽいものもあり、いろいろな味わいの作品が楽しめました。

Posted by ブクログ

2024/01/03

 二〇一〇年から二〇一八年までの間に書かれた九作が収められた短編集。アンデッドになったり、耳がクッキーになったり、夫が人ならざるものだったり、ファンタジー(?)っぽいものも多い。  収録作タイトルを備忘のためメモ。先頭マークは好きな順に◎→◯→・。 ・ウェディングドレス44 ◯...

 二〇一〇年から二〇一八年までの間に書かれた九作が収められた短編集。アンデッドになったり、耳がクッキーになったり、夫が人ならざるものだったり、ファンタジー(?)っぽいものも多い。  収録作タイトルを備忘のためメモ。先頭マークは好きな順に◎→◯→・。 ・ウェディングドレス44 ◯ヒョジン ◎ご存じのように、ウニョル ・屋上で会いましょう ◯ボニ ・永遠にLサイズ ◯ハッピー・クッキー・イヤー ・離婚セール ◎ヒタイとスナ

Posted by ブクログ

2023/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ウェディングドレス44 韓国が特に家父長制の深刻な問題を抱えているということではなく、同じ問題に我々が目を向けていないだけかもしれないな。 社会問題がちゃんと卑近なお話に落とし込めてるのってすごいよねぇ。 「自分は怒っていたのではない。怖かったのだ。これまで気にしたことがなかったが、二人には圧倒的な力の差がある。」 これなんかびっくりした。…そうか、と。 ご存じのように、ウニョル 「何の問題もない。論文にできないから歌にでも、冗談にでもすればいい。それを知っている以上は大丈夫だ。」 なんかすごい好きな話。 創作はこの世知辛い世の中を生き抜く術でもある これがあれば大丈夫。不幸な状況を俯瞰して見る。これは全人類の命綱かも知れない 屋上で会いましょう まさかの展開、まさかの召喚。 こういう話だと思わなかったが、こういう話こそ読みたいのだ。召喚した夫の木質触感が最高。宙に浮いてるし。 寓話だろうか?いやそのまま受け取りたい。そのまま実際にあった面白いお話として。 「屋上で会おう、シスター。」 ボニ 人の死はこんなふうに描けたら理想だ。ユーモラスで悲しくなりすぎず。だしぬけで間抜け。泣かそうとしてないのにかなしみが身近で手触りすら感じる生々しい感傷的でない悲しみ。突然死ドットネット 死の地図 このアイデアだけで面白い。 永遠にLサイズ とにかく退屈だった が素晴らしかった。 干し柿を食べると消滅するゾンビ話 「女は、まだ干し柿を食べないでいる。」 ハッピー・クッキー・イヤー 韓国に来た中東系の留学生が断りきれずに行ったバイトで耳が吹っ飛び生えてきたら煎餅だった話 豆の成分が含まれていないことはアレルギーの彼女が絶頂のたびに食べても反応を起こさないので分かっている その彼女を連れて帰ることはできず 連絡は取らなくなった強い意志で 今でも「韓国に置いてきたサフランの減っていく音が聞こえることがある」 離婚セール あるスター友達の離婚をめぐる話 あらゆる角度からこの友達のスター性にスポットが当たる いるよねこんな人。 ヒタイとスナ 寓話感のある話が良い 日本では一つの単語でも、それを表す言葉が無数にある国もあり。 言葉が変われば意味合いも変わってしまう。翻訳って難しいね。本当の意味でその国の言葉で話しているニュアンスはその言葉特有のもの。翻訳した途端その国の言葉になりその国のものになる。もう元のものではない。それがいいところでも悪いところでも。 あとがき「過去の空気感を懸命に再現し、実在していそうな人物がそのなかで暮らしていく話を、たくさん書いていきたい。歴史は、いつだって私の拠り所だ。〜失恋と失業の時期がたまたま重なってしまっててんやわんやしていたある日、とつぜん「干し柿は、実はアンデッドなんだよ!」と叫び、その訳もわからない発想をもとに築き上げた小説だからだ。今考えると、心のバランスを相当失ってしまっている状態だった気がするけれど、たまには干し柿のために、200字詰め原稿用紙280枚位、書いても良いのではないか。」 後書きも納得の面白さ 訳者あとがき 「〜落選の理由はいつも、「主人公に悩みがなく、明るい」から。〜読者が作品を「読む」ことによって、主人公との共感を得られる仕掛けになっている。〜あるべき4の人物の資料から、その人物がどのような生き方をしていたかと言う物語が語られる。しかしそれを語る主人公は、そんなものは自分が勝手に作り上げた「旅行」だと自覚する。「資料」は主人公に「読まれる」ことで、ある虚構の物語を生み出す。小説と言うのもまた、つながることで「虚構の物語」として生み出されるのではないかと言う気がしてくる。〜これはやはり、作品は読者に「読まれる」ことで成立するという意識によるもうだろうし、それは、作品を書き手と読み手とという「開かれたつながり」のなかにおいて流出させ続ける試みなのだろう。」すごいねー。さすが翻訳者ものすごく理解が深く楽し感心。 ゾンビも召喚した異形の運命の夫も何度も生える耳もちゃんとある話だ。絵空事でなく、これは現実の話だ。ああ楽しい。

Posted by ブクログ

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