「暇と退屈の倫理学」で國分先生のことを知り　長めのタイトルに興味がわき手に取った。 読者の方から寄せられた人生相談に國分先生が答えていくという内容の1冊。 読者からよせられた文章には"書かれていない部分“に視点を持っていき　時にズバッと時に優しく回答をされている様があたたかい（ズバッとなんだけど） 人生相談と哲学　一見？？という組み合わせだが読み進めながら 哲学＝ちょっと難しいことを議論したり　考える学問という認識だったが　よりよく生きていくために必要な　活かしてこその学問なのかもしれないと感じた。 哲学って面白いのかもしれない。って思う

・情動と感情の違い 生物はまず、違和感や危機感を感じたら情動が生じる。それによって行動する。植物が太陽の方に伸びるとか、身体が震えたりとか。 そうして、最初に情動が形作られ、その後に感情として意識されるようになる。 でも、感情は周囲の環境や自分の理性によってコントロールすることができる。だからこの人は少し違うなって思っていても、一生そい続ける人だから！と自分に思い込ませて、愛してるという感情になることもある。 つまり、自分に嘘をつくとは、自分の情動に対して裏切りをするということ。 ・運が良いとは 情報の処理能力が他の人に比べて早く相対的に膨大な情報を処理できる人。 情報とはありとあらゆる、人の顔色とか、友達の精神状態とか、cm の雰囲気とか、自分の体調の具合とか。。。自分に与えられている情報を他の人よりも多く受け取り、かつ無意識のうちにそれを処理できる人。結果的にラッキーにつながるのでは。 ・自信とプライドの話 プライドが高い、と自信があるは正反対。 プライドが高い人は自分に自信がないから人を見下すことことでプライドを保とうとする．自信がある人は他の人にどう思われようがなんとも思わない。そういうもの。