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築地と豊洲 「市場移転問題」という名のブラックボックスを開封する

澤章(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 都政新報社
発売年月日 2020/03/19
JAN 9784886142566

築地と豊洲

¥220

商品レビュー

4.5

6件のお客様レビュー

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2021/08/29

元市場次長という都職員の立場から、築地市場の豊洲移転問題がどんなにぐだぐだだったのかが綴られている。著者の立場を割り引く必要はあるが、ここに描かれている小池都知事の姿はひどい。都知事として、長期的に都民のためになることはなにかという視点がまるでなく、自分の政治的立場の強化というそ...

元市場次長という都職員の立場から、築地市場の豊洲移転問題がどんなにぐだぐだだったのかが綴られている。著者の立場を割り引く必要はあるが、ここに描かれている小池都知事の姿はひどい。都知事として、長期的に都民のためになることはなにかという視点がまるでなく、自分の政治的立場の強化というそこ一点だけでしか判断しない。あっちにもこっちにもいい顔をして、追及をのらりくらりとかわす才能だけはある。科学的なリスクコミュニケーションというのは、まず政治家がちゃんとしてなければ、一切成り立たないものなんだなぁと嘆息する。政治家と身勝手な関係者のあいだにたって、なんとか現実的な落としどころにともがく役人の悪戦苦闘が印象的な一冊。

Posted by ブクログ

2021/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 豊洲市場移転の舞台裏を職員が暴いた本。各団体や個人レベルで色々な思惑があって、それを調整するというのは死ぬほど大変だということがよく分かった。綺麗事かもしれないが、都のために何が大切かを念頭に置くことが、ブレずに働くために大切なことであろう。

Posted by ブクログ

2020/11/15

新豊洲市場の汚染対策が不十分であったことから端を発した築地市場の移転問題のゴタゴタを、当時の東京都幹部の立場から時系列に振り返ったもの。淡々と事実を列挙する記述のようであって、その実は小池知事とその取り巻きの小島顧問に対してかなり辛辣な物言いをしている。ゴタゴタの原因はこの両者に...

新豊洲市場の汚染対策が不十分であったことから端を発した築地市場の移転問題のゴタゴタを、当時の東京都幹部の立場から時系列に振り返ったもの。淡々と事実を列挙する記述のようであって、その実は小池知事とその取り巻きの小島顧問に対してかなり辛辣な物言いをしている。ゴタゴタの原因はこの両者にあったと言っているのだ。つまりこの本は、かつてのボスに対する内部告発なのである。 また、築地市場の仲卸関係者に対しても、彼らがまとまらずに好き勝手言いたい放題だったから、何十年も移転が進まなかったのだと手厳しい。 さらには、かつての仲間である東京都職員にでさえも、知事やマスコミコントロールが不十分であったため余計な混乱をもたらしたと批判している。 人事権のある知事を含めて全方位批判をしたことで、著者は天下り先も失ったようだ。何千万もの収入を失ってでも、このゴタゴタの真相を後世に残したかったのは社会のためか、はたまた自己承認欲求のためだったのか。 だが残念ながら仮に今後、小池知事が失脚しても、この著者の地位が回復することはないだろう。 読みやすくて面白いが、自分だけがマトモに対応した、自分だけが他人を批判することができる、という自分に都合のいいスタンスでの物言いがいただけない。 ところで豊洲の地下に一部盛土がされておらず代わりに地下室が設置されていたことを当時の知事・共産党・マスコミは激しく批判した。だがその真相は、職員が良かれと思って設置しただけだった。そして実際にあれば有用なものだったのだ、地下室は。過去に事例のない汚染除去対策を何百時間もかけて行ったのに、エンターテイメントのおもちゃにされてもてあそばれた職員たちには同情したい。

Posted by ブクログ

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