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地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか ブルーバックス

菅沼悠介(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2020/03/18
JAN 9784065192436

地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか

¥220

商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2023/06/10

チバニアンという単語は聞いたことがあったけど、何を指しているのかは全く知らない。そんな状態で読んでみたらおもしろかった。 紀元前77~13万年の間が地質年代チバニアンとして命名された。巨大な磁石としての地球の性質を分かりやすく解説してくれる一冊。 ■方位磁針は真北を差さない。平...

チバニアンという単語は聞いたことがあったけど、何を指しているのかは全く知らない。そんな状態で読んでみたらおもしろかった。 紀元前77~13万年の間が地質年代チバニアンとして命名された。巨大な磁石としての地球の性質を分かりやすく解説してくれる一冊。 ■方位磁針は真北を差さない。平面方向にズレる(偏角)地球の中心方向も差している(伏角) ■レーマンのP波観測に関する論文のタイトル「P´」がカッコいい(中二的に) ■地球の外核は導電性の液体金属から成り、核の表層部と深部の密度差による対流(地球ダイナモ作用)で磁場が生成させる。 ■地球の地磁気は何度も逆転していた。発見したのはフランスのブルン、明らかにしたのは京大の松山基範博士。その原因は現在でも諸説あるようだ。 ■溶岩は加熱時に磁性を失い、冷えるときに磁場情報を残留磁化として記録する。電子の向きが偏った鉄やコバルトやニッケルは強磁性をもつ。 ■地磁気の極性年代には先人研究者の名前がつけられる。ブルン、松山、ガウス、ギルバートなど。 ■地磁気は太陽風や紫外線から地球を守るバリアとなる。 ■地磁気の逆転は、過去80万年間で一度だけだが、過去250万年スパンでは11回発生している。おそらく今後数百年は地磁気逆転はなさそうたが、いざ逆転すると著しい気候変動が予想される。 ■地磁気の強さや磁極位置は動き続けている。 ■房総半島のは白尾火山灰が堆積しており、残留磁化と放射線同位体比計測から、地磁気逆転の年代が特定された。この地質年代(紀元前77万~13万)がチバニアンと名付けられた。

Posted by ブクログ

2022/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある「団体」の妨害行為でも有名になったチバニアンだが、国際的に認められるための当事者たちの奮闘には胸が熱くなる。

Posted by ブクログ

2022/02/01

2020年に地質年代の名称として決定したチバニアン。 審査から決定に至る過程において重要なファクターとなった、地磁気逆転。 地磁気の発見からなぜ地球には地磁気が存在するのか、地磁気逆転とプレートテクトニクスが深く関わったことなど、歴史からその検証に至る過程を解説。 そして、地磁気...

2020年に地質年代の名称として決定したチバニアン。 審査から決定に至る過程において重要なファクターとなった、地磁気逆転。 地磁気の発見からなぜ地球には地磁気が存在するのか、地磁気逆転とプレートテクトニクスが深く関わったことなど、歴史からその検証に至る過程を解説。 そして、地磁気逆転のうち最も最近の松山-ブルン境界の時期を特定するのに千葉の地層が大きく貢献する。

Posted by ブクログ

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