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誤作動する脳 シリーズ ケアをひらく

樋口直美(著者)

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 医学書院
発売年月日 2020/03/02
JAN 9784260042062

誤作動する脳

¥1,540

商品レビュー

4.3

32件のお客様レビュー

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2024/02/04

昨年4月に逝った母はレビー小体型の認知症と診断されていました。聞きなれない診断名に色々調べましたが詳細がわかりませんでした。症状は人それぞれでしょうが母は辛かったんだろうなと胸が苦しくなりました。

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2023/12/23

50歳でレビー小体型認知症と診断された著者が、自分の病歴とこれまでの心の変化を綴っている。 「できない」から「しない」のではなく、自分の「できる」を使って、「できない」を違う形の「できる」に変えて生活を続けていると語っている。うつ病と誤診されて、薬漬けにされ、闘病の戦場で医師だけ...

50歳でレビー小体型認知症と診断された著者が、自分の病歴とこれまでの心の変化を綴っている。 「できない」から「しない」のではなく、自分の「できる」を使って、「できない」を違う形の「できる」に変えて生活を続けていると語っている。うつ病と誤診されて、薬漬けにされ、闘病の戦場で医師だけが頼りというのはファンタジーだと知り、自分で自分を救うために医療情報をあさる能動的な患者になったという。 引用した中井久夫の「なによりも大切なのは「希望を処方する」ということ」「予後については医療と家族とあなたとの三者の呼吸が合うかどうかによって大いに変わる」という言葉もグサッと心に響いた。 私と同年代の著者の頑張りにエールを送る。

Posted by ブクログ

2023/09/02

もしも認知症になったら、世界はどう見えるのか? 本書は、50歳でレビー小体型認知症を患った著者が体験した、認知症の世界を描いた本だ。本書を読むと、外側から観察しているだけでは見えてこない、患者の内面世界について知ることができる。 著者は、自分が体験している世界をできるだけ適切に表...

もしも認知症になったら、世界はどう見えるのか? 本書は、50歳でレビー小体型認知症を患った著者が体験した、認知症の世界を描いた本だ。本書を読むと、外側から観察しているだけでは見えてこない、患者の内面世界について知ることができる。 著者は、自分が体験している世界をできるだけ適切に表現しようとしている。このような行動は、不安や焦りといった負の感情から身を守るのにとても有効であると感じる。適切な言語化は、主観的な世界から自分を連れ出し、客観的に世界を見られるようにするのだろう。 本書でもっとも印象に残った記述は次の部分だ。「心に希望があふれると世界は美しく光り輝いて見え、絶望に覆われていると美しい花すら美しいとは感じなくなる。そんなことを経験すると、脳は、世界をありのままには認識していないこともわかります。「私たちは目の前にある同じ世界を見ている」というのはただの錯覚で、世界は人の数だけ存在しているのでしょう。そしてその世界は、その人のなかでも大きく変化していきます。」私たちはつい、自分の世界の捉え方の延長に、他者の世界があると思い込んでしまう。だが、それは勘違いだ。自分が当たり前にできることができない人もいるし、心地よいと感じることが気持ち悪い人もいる。自分とはまったくちがった世界の見方をしている人間がいることに気づくことができる能力。それこそが想像力であると、私は考えている。 印象に残ったところメモ。 ・病気や障害の名前が違っても、この人は自分と同じ痛みを経験している。ただそう知るだけで救われる気がするのはなぜでしょう。 ・(今も幻視があることを)一度言ってしまえば、喉につまっていた重いものは溶けるのです。恐れるようなことは起こりませんし、人はそのままに受け止めてくれると分かります。不安のほとんどに実体はないのです。(多くの人が抱える不安に対する強力な処方箋となる言葉であると感じた。不安は幻想であり、過剰な思い込みにすぎない。) ・全力で集中していてもミスは出ます。おかしな言動をすれば、自分では何が変なのかがわからなくても、周囲の反応から伝わります。何も言われなくても、いえ、何も言われないからコソ、よけい堪えるのです。

Posted by ブクログ

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