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瓦礫から本を生む 河出文庫

土方正志(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2020/02/06
JAN 9784309417325

瓦礫から本を生む

¥110

商品レビュー

3

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2020/08/03

東日本大震災から9年が経過しました。震災時に意外な程本を求める人が多かったという話を読みました。それが「復興の書店」でした。奇跡の一本松を書影にした名著で、既に永遠のマスターピースになりそうな本です。 この本は、仙台に居を構える「荒蝦夷」名前の通り東北に根差した出版社の目線から見...

東日本大震災から9年が経過しました。震災時に意外な程本を求める人が多かったという話を読みました。それが「復興の書店」でした。奇跡の一本松を書影にした名著で、既に永遠のマスターピースになりそうな本です。 この本は、仙台に居を構える「荒蝦夷」名前の通り東北に根差した出版社の目線から見た、震災と出版についての手記です。日記に近い部分もあるかもしれません。 正直震災の復興具合に関心を持っては生きていません。洪水やコロナ等以降も未曽有の災害に見舞われて、次第に風化して行っている事は否めないと思います。 しかしこれは仕方の無い事だと思います。だからこそ先に進めるというのもあると思いますし。 しかし、本という形状にまとめられた時点で、外部ハードディスクのように記録、記憶されて消える事が無くなります。ネット上には無数の情報が転がっていますが、それを系統だてて読む事は不可能だし、情報の正誤も検証する事は難しいです。 本というものは多くの人々の目を通って正しいかどうか検証され、磨き上げられて店頭に並びます。これは紙という形状ではなくなったとしても、決して変わらないでしょう。 震災の記憶を集め集団記憶として、未来へ発信し続ける事を決意した彼らの魂の一冊です。

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2020/03/15

《本は魂を受け取る手段》 仙台の小さな出版社がどの様な想いで本を出版しているか…グッときます。 著者であり出版社「荒蝦夷」代表の土方氏は北海道出身、その縁なのか北海道新聞で記事を読むことがあった、この書籍も記事で知った。 元々日本各地の自然災害に遭われた人達の思いを、丁寧に聞き...

《本は魂を受け取る手段》 仙台の小さな出版社がどの様な想いで本を出版しているか…グッときます。 著者であり出版社「荒蝦夷」代表の土方氏は北海道出身、その縁なのか北海道新聞で記事を読むことがあった、この書籍も記事で知った。 元々日本各地の自然災害に遭われた人達の思いを、丁寧に聞き取り伝えていたところ、著者自身も東日本大震災の被災者となった。被災者となって更に人達の想いが詰まった、魂の様な本を出版したのではないだろうか。 新型コロナウイルスで、思う様に外出もできず、娯楽が再現される中、魂が入った本を読もう!

Posted by ブクログ

2020/03/14

原稿一つ一つには胸に迫る箇所もあった。 本書は各誌に執筆した原稿をまとめたものだが、「それぞれに大幅な加筆修正、あるいは複数の原稿をひとつに合わせて手を入れたり、抜粋挿入したりした」、らしい。しかしこの事は裏目に出ていると思う。リアルタイム感が薄れ、かといって同じ内容が何度も出...

原稿一つ一つには胸に迫る箇所もあった。 本書は各誌に執筆した原稿をまとめたものだが、「それぞれに大幅な加筆修正、あるいは複数の原稿をひとつに合わせて手を入れたり、抜粋挿入したりした」、らしい。しかしこの事は裏目に出ていると思う。リアルタイム感が薄れ、かといって同じ内容が何度も出て来る等、手を入れた割には編集が練り上げられている感じがしない。 当初の原稿に手を加えず、初出を記載して終わりにするか、いっそのこと元原稿を元に一から書き直した方が良い本に仕上がったと思うが。 色々な視点から東日本大震災を考えたい人にオススメ。 紀伊国屋書店神戸店にて購入。

Posted by ブクログ

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