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荒潮 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ

陳楸帆(著者), 中原尚哉(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2020/01/23
JAN 9784153350465

荒潮

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商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

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2023/01/09

後半の電脳的な展開は映像作品などで既視感あり。5人の主要人物を軸とした物語だが、いずれももうちょっと描ききれてない印象を受けた。面白いけどこじんまりしていて読了感が物足りない。もっと書き込んでくれたらどっぷり浸かれたと思うので少々残念。

Posted by ブクログ

2022/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

グローバリゼーションや環境問題といった現在社会の問題を切り取り、壮大なSFの中に落とし込んでいる。物語の中では、国家間、シリコン島内御三家、また国家と環境団体など様々な対立によって、翻弄される人々の苦悩が描かれている。 搾取する側であるはずのスコットが、「この世は清潔にもいろいろあり、公正にもいろいろあり、幸福にもいろいろある。自分たちはその中から選ぶだけ。あるいは自分の代わりに選ばせるだけだ。」と考える場面は非常に印象的だった。 また、シリコン島の劣悪な環境が、想像力を刺激する比喩で表現されており臨場感がある。科学技術、土着宗教、人間の本能が複雑に絡み合い展開される物語は、結末の想像がつかず一気に読んでしまった

Posted by ブクログ

2021/12/02

中国に住む人から見た世界(特にアメリカに対して)を感じ取るのにとてもいい作品だったと思います。三体以上に中国の感覚というものを知ることができたかなと思いました。しかし、中国の日本に対する感情って本当に複雑なのですね…。荒潮財団といい智子(こちらは三体)といい、ううむ…。 また、近...

中国に住む人から見た世界(特にアメリカに対して)を感じ取るのにとてもいい作品だったと思います。三体以上に中国の感覚というものを知ることができたかなと思いました。しかし、中国の日本に対する感情って本当に複雑なのですね…。荒潮財団といい智子(こちらは三体)といい、ううむ…。 また、近年、気候変動の問題がフォーカスされることが多いですが、本作は電子ゴミの問題が中心に置かれており、環境問題について改めて考えさせられました。 終盤の米米の変貌ぶり等が、もはやSFというよりファンタジーに近かったですが、中国に暮らす人たちの肌感覚や感情を理解するのにとても良い小説だったと思います。

Posted by ブクログ

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