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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2019/11/26 |
JAN | 9784087816839 |
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聖なるズー
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聖なるズー
¥385
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商品レビュー
4.1
103件のお客様レビュー
動物性愛だけではなく、人間同士における「関係性」や「愛」、パーソナリティなど、様々なことを改めて考えさせられた。 動物を無意識的に子ども視してしまっていたこと、それ故に、動物にも存在し得る性的欲求やセクシュアリティについて見事なまでに見落としてしまっていたこと。迂闊、というか、稚...
動物性愛だけではなく、人間同士における「関係性」や「愛」、パーソナリティなど、様々なことを改めて考えさせられた。 動物を無意識的に子ども視してしまっていたこと、それ故に、動物にも存在し得る性的欲求やセクシュアリティについて見事なまでに見落としてしまっていたこと。迂闊、というか、稚拙、というか。自分の想像力の足りなさを痛感した。 「動物からは言葉の合意が得られない。だから、実際に動物が人間とのセックスをどう感じているかは想像できない。ゆえに、セックスを含む如何なる動物性愛も許されない。」という言説に対して、「言葉での合意があれば性暴力ではない、なんてことはない。」という著者の返し方には唸ってしまった。確かに、言葉ではYESと言っていても、それが本心からのYESなのか、雰囲気に流されたYESなのか、そう言わざるを得ない状況下で苦し紛れに発されたYESなのかは分からない。そもそも、言葉によって全ての関係性における問題が解決されうるなら、人間社会はこんなに腐っていないだろう。だからと言って言葉を軽視している訳では断じてないけれど、コミュニケーションは言葉だけでは完結されない、ということも肝に銘じる必要がある。
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YouTubeで紹介されていたことをきっかけに図書館で借りて読みました。 今まで考えたことのなかった『動物性愛』について新しい考え方を知ることが出来たので読んで良かったと思える本でした。 朝井リョウ先生の『正欲』も読んでいたので、社会的に理解されづらい性欲があることは理解し...
YouTubeで紹介されていたことをきっかけに図書館で借りて読みました。 今まで考えたことのなかった『動物性愛』について新しい考え方を知ることが出来たので読んで良かったと思える本でした。 朝井リョウ先生の『正欲』も読んでいたので、社会的に理解されづらい性欲があることは理解していましたが動物に対する性欲というのはやはり考えづらいと感じましたが、濱野ちひろさんの取材はとても興味深かったです。 わかりやすい文章で書かれており、難しいテーマだと思っていましたがとても読みやすかったです。 今後自分の手元に置いておきたいとも思える1冊でした。
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この本で言う"ズー"とは、犬やウマなどの動物をパートナーとする動物性愛者たちのことを指す。 彼らは動物とただ単に一緒に暮らして餌を与えるというようなことではなく、性処理も含めて動物の"生"を丸ごと受け止める、動物と対等な関係を築く、というこ...
この本で言う"ズー"とは、犬やウマなどの動物をパートナーとする動物性愛者たちのことを指す。 彼らは動物とただ単に一緒に暮らして餌を与えるというようなことではなく、性処理も含めて動物の"生"を丸ごと受け止める、動物と対等な関係を築く、ということを自分たちのスタンスとしている。 昔と比べれば、さまざまなセクシュアリティを持つ人への理解が進んできた日本でも、動物性愛についてなかなか理解できない、そもそも知らないという人の方が多いのではないか。 私自身以前犬を飼っていたこともあるけれど、この本に書いてあるズーの人たちのことを理解するのはなかなか難しかった。 改めて感じたのは、セクシュアリティの問題の難しさ。著者はプロローグにて、このように書いている。 『私にはセックスがわからない。セックスとは、この世に存在するいきもののうち数多くの種にとって、それをしないと遺伝子を繋げない普遍的な行為のひとつだ。(中略) セックスにそれ以上の意味がないと言われればそこで話はおしまいなのだが、セックスが生殖に限定されるものとは到底思えない』 筆者のこの言葉にものすごく共感して、この答えが見つかるかな、と思って読み進めたけど、さらに混乱が深まった感じがしている。笑 だけどそんなの当たり前で、一冊何か読んだだけでわかるようなことでもないよなと腑に落ちている部分もあり。 読みながら戸惑うことも多かったけど、知ることで偏見は少なくなったように感じる。 簡単に理解ができる内容ではなかったものの、そこにある彼らの愛は尊重したいし、されるべきだとは強く思った。 やっぱり知る努力は大切だし、怠らずに色々なものを読んでいきたい。
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