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大学教授のように小説を読む方法 増補新版
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大学教授のように小説を読む方法 増補新版
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
大学教授の講義のような内容。 パターンや、何をベースに書かれているかなど。 話しているような感じで書かれているので、講義聞いているような感じがした。
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小説や映画で、これは何を象徴している、とか、このストーリーは何を下敷きにしているとかいう批評について、そんなことあるだろうか、と昔は思っていたのですが、そんなことあるんですよね。作家が意識的にやることもあるし、それ以上に無意識的にそうなってしまう(無意識だから色濃く、ということも...
小説や映画で、これは何を象徴している、とか、このストーリーは何を下敷きにしているとかいう批評について、そんなことあるだろうか、と昔は思っていたのですが、そんなことあるんですよね。作家が意識的にやることもあるし、それ以上に無意識的にそうなってしまう(無意識だから色濃く、ということもありますね)こともあるでしょう。より小説なり映画なりを深く味わうためには、この本に載っているような知識はとても有用。目についたもの、興味のある項目だけでも読むと後で効いてくる。手の届くところに置いておいて時々読んでみたりするといいです。映画にも有用。
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ミシガン大学で文学を教えている教授が、小説のより深い読み方を様々なパターンを用いて細かく解説していく公開授業のような本。 小説だけでなく映画、舞台、詩、何にでも応用できる。鑑賞者だけでなく作家、役者、全てのクリエイターに読んでもらいたい。 一般の人と教授の読み方の違いは「記憶...
ミシガン大学で文学を教えている教授が、小説のより深い読み方を様々なパターンを用いて細かく解説していく公開授業のような本。 小説だけでなく映画、舞台、詩、何にでも応用できる。鑑賞者だけでなく作家、役者、全てのクリエイターに読んでもらいたい。 一般の人と教授の読み方の違いは「記憶」と「象徴」と「パターン」だと教えてくれる。いくつもの作品を「記憶」して、登場した「象徴」と同じ「パターン」を見つけること。例えば両手足と脇腹に傷がある登場人物はキリストの「象徴」だと言えるし、鳥は自由の「象徴」だと言える。つまり額面通りの意味とは違う隠されたメッセージを感じ取ることで、過去の作品との共通点「パターン」が見えてくる。さらにひとりの作家が複数の作品で同じ状況や「象徴」を出すことで、今後どうなるかを予測することもできる。当然それが裏切られることもあるが。 教養として学習するのではなく、楽しんで学びを深めるコツを教えてくれる良書。
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