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つけびの村 噂が5人を殺したのか?

高橋ユキ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2019/09/25
JAN 9784794971555

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つけびの村

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商品レビュー

3

147件のお客様レビュー

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2024/02/23

著者の取材の過程が綴られてるだけで、何か大きな事実が明らかになるわけではないけど、限界集落の気味悪さがリアルに伝わってくる。多かれ少なかれ、田舎だけではなく限られたコミュニティってこういう気味悪さがあるなあと。こっちの言ってる常識が伝わらない、自分たちの常識の中で生きてるって感じ...

著者の取材の過程が綴られてるだけで、何か大きな事実が明らかになるわけではないけど、限界集落の気味悪さがリアルに伝わってくる。多かれ少なかれ、田舎だけではなく限られたコミュニティってこういう気味悪さがあるなあと。こっちの言ってる常識が伝わらない、自分たちの常識の中で生きてるって感じ。一体誰の言っていることが本当なのか、、モヤモヤした気分になりながらも、携帯も繋がらない、夜になると真っ暗になる限界集落に、著者である女性が何度も一人で訪れる描写にゾクゾクしながら読み進めてしまう。 犯罪もののノンフィクションというより、閉鎖された田舎の怖さに関するちょっと特殊なルポって感じ。 あとがきが良かった。「うわさ」というものに対する著者の思いも納得できたし、本書の構成の意図について綴られていて、ちょっとモヤモヤがすっきりした。

Posted by ブクログ

2024/01/09

✓現実を噛み締めたい方にオススメ 連続放火事件を淡々と調査しまとめたルポ。 事件自体はショッキングな始まりだが、 劇的な結末はなく、これが現実。 私たちはそんな現実に生きていて、 雁字搦めになっても、もがくしかない。

Posted by ブクログ

2023/12/15

面白い小説だった。と言いたくなる。 中身は事件のルポだけど、読みすすめるごとに『何の事件だった?』と忘れそうになる。 限界集落で起きた殺人事件。 興味があって、事件当時はネットで調べられるだけ調べたので、覚えている。 「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」 この言葉も覚...

面白い小説だった。と言いたくなる。 中身は事件のルポだけど、読みすすめるごとに『何の事件だった?』と忘れそうになる。 限界集落で起きた殺人事件。 興味があって、事件当時はネットで調べられるだけ調べたので、覚えている。 「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」 この言葉も覚えている。結局その後は調べることもなく、何が事実だったのか分からず仕舞いだった。 本も出たのは知っていたけれども、図書館の本はずっと貸し出し中。コロナに突入しても貸し出し中のマークが消えてなかった。 最近やっと、図書館に行って借りる事が出来た。 で、読めば読むだけ事件の真相は……闇の中だった。 うわさの不気味さは、身近にもあるのでよく分かるが、『うわさ』の不気味さだけで本が構成されているように感じてしまった。 表で仲良くしている子が、裏では悪口を言う……というのはよくある事だけれども、村人の誰もが『裏の顔』を持っているように感じる。 けど、「よそ者」であるライターにどこまでその顔を見せたのかは謎である。 表に出てくるのは結局、綺麗な『裏に見せかけた表』なのかもしれない。 いろいろな『うわさ話』が書かれているが、事実確認は無理だし、結局『うわさ』としか書きようがない。 ラストに事件の真相として村人が話すのは、『氏神様の祟り』という……田舎ならばありそうな話に着地する。引っ張るので、何だろうとワクワクしてしまったが、著者の『拍子抜けした』という感想と同じく、私も拍子抜けした。 これが小説ならば、それを信じ切っている村人たちがさらに『よからぬうわさ』に火をつける…なんて事になりそうだが、事件ルポでこれは、拍子抜け以外の感想は持てない。 ここで著者は、『神社(氏神)に関する事を調べる』という方向に舵を切っているが、そこで判るのは『地方の祭り事は衰退している』という事である。 書かれなくても知っている。ただでさえ衰退している地方の祭りは、いつ消えてもおかしくはない。 これは、『地方のあれこれ』について書いたことだったろうか?と、読みながら思ってしまった。地方の今を知るには最良の本かもしれない。限界集落ではなくても、程度の差はあれ、こんなものだと思って間違いはないと思う。 最後は判決について、書いてあった。 妄想性障害は認められず、死刑求刑。 それを読みながら、全く別の事件の判決を思い出した。 警察官から銃を奪ったという事件。警察官と警備員の二人がなくなって、犯人も撃たれて体が不自由になっている。 発達障害の影響があるという点は認められたが、減刑には値しないとして無期が言い渡された。(この事件は控訴されているのでまだ、決定していない) 本の最後に書いてあったのは 『”有名事件”であるか否か、ということと、被害者の人数が、判断に大きく作用しているのでは?と思われされる判決が多々、見受けられる』 ということ。いくつかの事件を上げて、有名事件で無罪判決が下る事はほぼない。とまとめてあった。 大きく報道されるかどうかで、判決が決まる。遺族の意向ではなくて、世間の意向が判決を決めている。事実かどうかはさておき、人間はそんなものと思えば 『限界集落のうわさ』も、どこまでが「うわさ」なのかと首を傾げる。 最後は犯人の妄想性障害は進み、現実の認識が出来ていないとなっていた。 人を殺した罪悪感で精神に異常をきたしたのならば、まだしも、最初からそうだったのでは救いがない。でも、どこまでが妄想かは、誰にも分からない。 最後まで、誰にも事実も真実も分からない。 でも、『事件』の真相は意外とそんなものなのかもしれない…… あるのは『人を殺した(人が死んだ)』という事実だけ。

Posted by ブクログ

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