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光秀
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光秀
¥110
在庫なし
商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
作家の個性を感じられるので、こういった作品集は面白い。初めて読む作家さんもいるので、自分の読書の幅が広がって楽しい。 好みだけどやっぱり冲方さんのが一番良かったかな。
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冲方丁、池波正太郎、山田風太郎、新田次郎、植松三十里、山岡荘八による光秀にまつわる六篇の短編集。 それぞれの作風というものが続けて読む事でより楽しめる気がした。 それぞれ楽しめたのだが山岡荘八の生きていた光秀が特に短いのに見事で良かった。 それぞれの著者の時代小説も少しずつ読ん...
冲方丁、池波正太郎、山田風太郎、新田次郎、植松三十里、山岡荘八による光秀にまつわる六篇の短編集。 それぞれの作風というものが続けて読む事でより楽しめる気がした。 それぞれ楽しめたのだが山岡荘八の生きていた光秀が特に短いのに見事で良かった。 それぞれの著者の時代小説も少しずつ読んでいこうと思う。 2021/11
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池波正太郎や山田風太郎など豪華作家陣による名作短編集です。 過去に描かれた(昭和44年?)作品らしいですが、新田次郎作「明智光秀の母」が惹きつけられました。 丹波国、高城山の八上城を包囲する明智軍と、丹波国守護代の波多野秀治勢の攻防がじっくりと描かれています。 山城攻めの難しさ...
池波正太郎や山田風太郎など豪華作家陣による名作短編集です。 過去に描かれた(昭和44年?)作品らしいですが、新田次郎作「明智光秀の母」が惹きつけられました。 丹波国、高城山の八上城を包囲する明智軍と、丹波国守護代の波多野秀治勢の攻防がじっくりと描かれています。 山城攻めの難しさ、兵糧攻めで死に物狂いの敵勢、一年半に及ぶ八上城攻略の難渋ぶりが細かに描かれ、読む側も忍耐が求められる心地がします。 石心寺の会見、波多野三兄弟を捕らえる際の策略などでは、光秀の冷淡・狡猾な様が描かれていて、当然ですが、大河ドラマ「麒麟がくる」のような温厚さは感じない、旧来の狡猾な謀反人のイメージで描かれています。 戦の最中にあって、物語のポイントとなっている光秀の母、吉利支丹である志野が示す、死を恐れぬ高潔な信仰心。 そして、秀治の甥・弥兵衛とその妻となる朝路の祝言、死を前にした一夜の契り、「死のうぞ、皆の者、共に死のうぞ」と叫ぶ流血の落城には、とにかく切なさが残ります。
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