- 書籍
- 書籍
わたしのいるところ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
わたしのいるところ
¥880
在庫なし
商品レビュー
4
53件のお客様レビュー
日常の様々な場所で自分の孤独と向き合う。主人公には離れて暮らす年老いた母親以外に守るべき家族はいないが、友人や知り合いも多く決して孤立はしていない。が、不意に孤独や悲しい記憶や抑えられない思いはやってきて苦い痛みを残していく。ごく短い短編が訥々と続く。居心地の悪さ、自己嫌悪、後悔...
日常の様々な場所で自分の孤独と向き合う。主人公には離れて暮らす年老いた母親以外に守るべき家族はいないが、友人や知り合いも多く決して孤立はしていない。が、不意に孤独や悲しい記憶や抑えられない思いはやってきて苦い痛みを残していく。ごく短い短編が訥々と続く。居心地の悪さ、自己嫌悪、後悔、悲しみ、落胆、虚しさ。それらを抱えて生きていかなければならないが、これまでもどうにかやってきたし、これからも何とかやっていけるだろう。それが生きてきた証なのだから。色々とあるけれどもこの町の居心地は悪くない。 男性の自分には十分に理解できていない部分もあるとは思うが、男女問わず誰しもナイーブにならざるを得ない時期がある。そんな時ラヒリの文章はほんの少し心を軽くしてくれる。彼女の小説は4冊目だが読んでよかったなと毎回思う。
Posted by
一人の女性がある街で暮らし、日々の中での出来事、思ったことを日記のように綴る物語。 その時々の心の動きが暗い部分も含めて淡々と語られることで、生活の生々しさ、根底にある淡い寂しさを感じる。
Posted by
孤独な女、神経質な女、不満を抱える女 主人"わたし"はそんなイメージ でもその"わたし"が見ている世界、纏っている雰囲気が嫌いじゃなくてむしろ心地よくて落ち着く "わたし"の不安感に私は共感したんだけど、そこには暗さはな...
孤独な女、神経質な女、不満を抱える女 主人"わたし"はそんなイメージ でもその"わたし"が見ている世界、纏っている雰囲気が嫌いじゃなくてむしろ心地よくて落ち着く "わたし"の不安感に私は共感したんだけど、そこには暗さはなくて
Posted by