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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/07/08 |
JAN | 9784309464985 |
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なにかが首のまわりに
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なにかが首のまわりに
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商品レビュー
3.8
41件のお客様レビュー
またまた「翻訳文学試食会」(ポッドキャスト番組)で取り上げられていた作品を含む短編集。 カタカナで書くとチカチカする名前の作者は、ナイジェリアからアメリカに移住した自身の体験をベースに、「アフリカってこんなもんだろう」というアメリカ人の偏見と、「アメリカってこんなもんだろう」と...
またまた「翻訳文学試食会」(ポッドキャスト番組)で取り上げられていた作品を含む短編集。 カタカナで書くとチカチカする名前の作者は、ナイジェリアからアメリカに移住した自身の体験をベースに、「アフリカってこんなもんだろう」というアメリカ人の偏見と、「アメリカってこんなもんだろう」というナイジェリア人の偏見を描きつつ、それに向き合わざるを得ない主人公を描く短編が並ぶ。 標題作『なにかが首のまわりに』もよかったが、私は『アメリカ大使館』が推しの作品。これほどまでに他国へ移住することを必死に求める心境に、私はなったことがなく、強烈なインパクトを残したためだ。日本は平和でいいなと思うのか、平和ボケ過ぎていつか気が付いたらどうしようもなくなっているのか。
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アフリカの情景を十分にイメージすることができない自分の貧しさを思いつつも、シンプルでハッとする物語と、デリケートだけれど多くは逞しい心情の繊細な描写は楽しめた。長編も読んでみたい。
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ナイジェリア出身の著者が、ステレオタイプの「アフリカ」とはほど遠い、実際の彼女たちの日常、心情、人間関係などが書き綴られた、短編集。 読み始めは、馴染みのない名前(「ン」から始まる名前の多いこと!)、地名、人種、宗教、文化に戸惑いを覚え、300ページほどの文庫読破に7日も要した...
ナイジェリア出身の著者が、ステレオタイプの「アフリカ」とはほど遠い、実際の彼女たちの日常、心情、人間関係などが書き綴られた、短編集。 読み始めは、馴染みのない名前(「ン」から始まる名前の多いこと!)、地名、人種、宗教、文化に戸惑いを覚え、300ページほどの文庫読破に7日も要した。アフリカ、特にナイジェリアのことを勉強してから、再読しようと思う。 再読したら、恐らく星は増えると思われる。 ナイジェリアのことに詳しくないあなたは、訳者あとがきから読まれるのがいいかもしれない。少しは、著者や背景理解が深まるのではないだろうか。
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